超入門

イメージと事実の相違?

ところで、

弦って平行に張られてますかcatface

という質問には、皆さん全員が「いいえ」と答えると思います。そうですよね、ナット側(上方)は狭く、ブリッジ側(下方)が広いわけですから。

ところが、では、

「移弦のとき、弦は平行でないと意識していますか?」

の、質問に対してはどのように答えますか?

意識しているいないに関わらず、平行を前提としてイメージしている方

…多いんじゃないでしょうか…coldsweats01

そのとき何が起こるか、
ここまで考えるとわかりますね?

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ぼくの腹式呼吸

梅雨はどこ?sprinkle

呼吸自体が直接的にチェロのテクニックではありませんが、誰でも重要だと思っているもの。「呼吸法」といわれるものもあまたあります。

Hai1_2 腹式呼吸といってますけど、僕の場合は次のような考え方で、できるだけ効率的にたくさん酸素を入れる方法だと、とりあえず考えてます。

重要なのはここでもイメージです。

まず、呼吸器を管のついた風船のようなものとイメージしてみます。管が気管で口に繋がっていて、風船が肺で胸に収まっていると。

人は肺や気管そのものは、意図的に動かすことは出来ません。

よく鼻息が荒かったり、気管で呼吸する音が大きかったりします。また、アンサンブルの入りのあいずで、えらい雑音の多い吸い込み音をさせる呼吸をする人がいたりします。

おそらくそれはイメージが間違っているんでしょう。気管の下辺りにポンプのようなものがあって、そこが空気を吸入したり、出したりしてるようなイメージ。

これだと、気管の音はやたらするんですが、肺の上のほうにしか空気が入ってこないので、浅い呼吸になりがちじゃないでしょうか。

それだけでなくて、胸の上のほうの筋肉をこわばらせるために、肩とか首とか演奏に影響の出そうなところが硬くなりそう…

そこで、イメージを変え、呼吸は、肺の下のほうにべったりくっつけるようなやわらかい板状のものを想像して、それを下に引っ張ると想像してください。

Hai2 そうすると風船状の肺がふくらみ、その負の圧力によって自然に気管から空気が入ってくる。自然に入ってくるので、あまり気管を空気が通る音はしませんが、空気は肺全体までいきわたります。

これがうまくいっているかどうかの確認は、息を吸ったときの肺の体感温度じゃないかと思ってます。すこしひんやり、さわやかな感じがします。運動した後、さわやかに感じるのはこの腹式呼吸がうまくいっているからじゃないでしょうか。

ひんやりするのは、風船の中の空気の圧力が負になると、断熱効果が生じて温度が下がるからだと思います。エアコンのコンプレッサーと同じ理屈です。

この下の板は、つまるところ横隔膜ですから、これをしたに引っ張るには腹筋を使うことになります。

なので、上半身の上のほうは楽にしておける、というメリットもあります。

酸素も多分効率的に入ってくるので、意識も明晰です。

いかがでしょうか。
(絵が下手という突っ込みはなしでcoldsweats01

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直線と曲線(直交)

ボウイング、において、弓をまっすぐ動かすこと、そして、弓を弦に直交させることは基本ですが、またこれが難しいcoldsweats01

難しいってのは確認が難しいですよね。直接見ても良くわからないし、鏡で見てもいまいち。

結局は、耳で聞き、手で感じ、一番なっている状態にカンでもっていくことになります。それにこの直交は少しのずれが、おおきく音に影響しますねぇ。

最近思いついて、直交のイメージトレーニングのために、こんなことを言ってみました。

「左手は、4本の指を弦の上に並べていますね?それは弦の直線を感じているわけです。そして1の指から4の指が並んでいる方向の延長線に、実際弦が直線で伸びていますね?
一方右手は、弓のさおの部分を同じ4本の指でまっすぐ動くように支えていると感じてください。すなわち弓は、小指から人差し指が並んでいる方向の延長線上に、直線で延びているのわけですね。

そして、この2本の延長線が、直角に交わるように、イメージしてください。」

すると、あら不思議。そのとき弦と弓が直角に交わるのです。ほとんどの人が。

そして瞬間的に、チェロがググッとよく鳴ります。

なぜか?

 ふつう、弦と弓が直角に交わるとイメージしますが、どちらも自分の身体の一部ではありません。しかしこのように表現することによって、それらを自分の身体の一部に取り込むことによって、イメージを容易にしている、とは考えられないでしょうか?

 そのイメージは最初のうちはすぐになくなるので、またイメージしないといけません。が、しかしこのイメージを継続することによって、つねに直交するボウイングが近づいてくる…かもしれません。

是非お試しくださいbud

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直線と曲線…拡張

変な天気が続きます。体調はいかがですか?

では、拡張の場合の左指の並びです。

Left_ex一応写真を載せてみましたが、一見して基本形から1の指の関節をただ伸ばしたように見えます。空中でやると、実はよくわかりません。親指の位置がいい加減ですが、ここではちょっとそれは無視しましょう。

手の大きい人はあまり問題にならないかもしれませんが、基本形から1の指を伸ばして拡張形を作るとき、当然弦の上に指が来るように伸ばします。

適切に、1と2が全音になるように幅を取ったときに、1から4の指全部が弦の上にあるようにならべていると、単に1の指を伸ばしただけだと、弦から外れていきますので、2から4の指をわずかに上に倒すことになります。

これは、2から4の指の関節をよりきつく曲げることであり、手のひらがネックにわずかに近づきます。

肝心なのはそれに伴い肘も移動しなければならないということです。肘をチェロのほうに寄せます。G線、C線では、より前に動かすような意識が必要かもしれません。

その動きがないと、手の小さい方は十分1の指を伸ばすことが難しく感じられるかもしれません。

もし現在、拡張をしているつもりなのに十分伸びていないように感じられる、あるいは手が小さいからとあきらめている人は、肘の動きを試してみてください。

なお、下へ拡張する場合は、いったん基本形で半音ポジションを上げた形から考えると、わかりやすいかもしれませんよhappy01

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直線と曲線…姿勢

いやぁな天気です。台風らしい…

腕の直線的な動きを考える前に、姿勢について。
どんなによい動きをイメージしても、その元になる基礎が弱いと、全体のバランスがくずれてしまい、思わぬ力みに繋がります。

正しい姿勢の考え方はいろいろあるとおもいますが、ここではこれだけ。

Back2 このへたくそな絵はなんでしょう?

座っているヒトの骨を模式化して後ろから見たつもりです。

ようするにチェリストの後姿です。なので、骨盤は下に2つに割れて、座骨で支えられています。

赤い丸印のところ、すなわち背骨の一番したの辺りに注目してください。ここは、腹側にすると、へその下くらいになると思います。

姿勢が悪い、というか、座ってしまうとついついこの部分が背中のほうに出てしまいませんか?つまり背中が腰に支えられず、丸くなっている状態。この状態では肩が自由に動かせず、無理をすると肩こりにもなるし、もっとひどいことにもなるかもしれません、が、けっこうそのようなことは起こってます。

この部分をしっかり、骨盤にのっける、すなわち、前に出すとどうなるでしょう?

背中がまっすぐ立つでしょ?

そして胸の辺りが広くなり、肩が楽になるだけでなく、呼吸も楽になります。

これだけhappy01

ちょっと試してみて下さいね。

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直線と曲線 …左手

好評?直線と曲線シリーズ

それでは、ちょっと左手のみについて考えて見ましょう。

まず、開いた形の左手。これに、ネックポジションとサムポジションとそれぞれに弦を直線としてあてがう場合を簡略化して書き込みます。

Open1

黄色で描かれた直線が、親指をネックの下に置くネックポジション、緑色で描かれた直線が親指でも押さえるサムポジションを想定しています。


Neck_r1 ですからネックポジションなら、指は直線にあわせるためにこういう風に折り曲げる。


Thum_r1 サムポジションだと、こうなります。

すなわち、ポジションによって指の曲がり方は違います。


なんと、この2種類のポジションでは、指の並びが逆です。知ってましたか?
直線と曲線で考えると、こんな発見があります。

では、次回は、腕と身体もあわせた直線化を考えてみましょう。

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直線と曲線

連休も最後となってしまってますが、お疲れは出ていませんかconfident

さて

チェロを弾く、ということは(なんてフレーズを何度ほざいたことでしょうか)、楽器の構造である直線と、身体のこうぞうである曲線的な動きとの協調といえるでしょう。

直線:楽器の構造:ネック、指板、弓、弦
曲線:身体の構造:腕の動き、肘、指、関節の動き全般

曲線というのは、おおむね円運動とも言い換えることが出来ますね、弧の部分。

「協調」といいましたが、それは「妥協」であったり、「せめぎあい」あるいは「対立(おーもうそれは演奏不可能な世界)」であったり…できればそうでなく、「協調」そして「コラボレーション」でありたいと思います。

たとえば、

弓はまっすぐ動かしましょう、、なぜなら、腕はまっすぐ動かないから。
左手?左腕?これはやっかい。腕も手も指もすべてばらばらな曲線運動をするのに、それをまっすぐな弦にあてがわなければならないわけですから。

問題は「直線になるもんだ」という思い込み。
何の工夫もせずに直線になるはずがありません。

たとえば、

左手を、D線駒近くにそえ、指を弦に(とりあえず)ならべて、第一ポジションまですべらせてみてください。左腕だけでなく、全身の感覚を研ぎ澄ましてゆっくり。そして、こんどは逆に。

あちこち痛みませんか?あるいは、いろんなところを使っていると、かんじませんか。それもポジションによって異なりませんか?sun

ということは、あなたの演奏は、そういう感触をともなっているはず…

これをいろいろな動きでやってみると、そのつど、身体の感じる部分が違うのがわかるでしょ?大事なのは、ある形から形への「動き」であって、形そのものではないということなのですが、それはそれで重要なのでまた。

このとき、この痛み?感触?が、直線と曲線運動とのせめぎあい、あるいは協調ってことになりそうです。

面白そうですね?まとめられたら、まとめていこうと思いますwink

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スケールはメロディー

体調は戻りつつある、と思うんですが、油断をすると首の周りが痛くなります。
暖かくして寝るといいみたい。風邪の方、春に油断めさるなwink

このブログのさまざまな書きかけのネタ、楽しみにしていらっしゃると伺ってます。ぼちぼち必ず書いていきますので、どうぞよろしくお願いしますconfident

今日はコネタですが…

レッスンの前に、ほとんどの方には、あるいはロングトーンで、スケールを弾いてもらっています。初心者はC-Durが中心。少し弾ける様になるといろいろと。

最初はとにかく音を出すことにせいいっぱい、一つ一つのボウイングとか、左手の形とか。一つ一つの音程もそう。

しかしスケールの音程は、流れの中で出来るものです。一つ一つの音を測定器で図って●●ヘルツ、はい正解、ではありません。音のつながり方もそう。上昇していく、下降していく音の形、それは流れ、です。

どんなに初心者の方であってもこういいます。

「スケールはメロディーの一部なんですよ。音楽なんですよ。」

メロディーの一部だから、そこによどみや濁りがあれば、そこで音程が狂っていたり、音のつながりが良くなかったり、長さや音量にむらがあったりするのです。

「どんな音楽を弾きたいか、イメージを持ってスケールを弾いてみてください。」

どーれーみーの単なるスケール。

もし少し余裕のあるレッスンなら、ベートーヴェンのソナタ3番の主題の展開の対旋律にあるスケールパターンを弾いてみます。
E-durのスケールを最初はトニカで、2度目はドミナントで、2オクターブ半にわたって上昇し、わずかに、そしておしゃれに収まるメロディー。それがどれだけ難しく、それだけに、どれだけ美しいか。

有名な曲なのでチェリストなら皆ピンとくるみたい。

普段練習しているスケールも別物ではありません。それは音楽の一部であり、メロディーなのですnotes

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ヴィブラート事始・その2

今日は晴れるっかな?祭日ですが、お仕事の方ご苦労様です。confident

しつこいようですが…

ヴィブラートは固有振動なので、腕の条件によって決まる、特定の振動数で振動しやすいのであって、任意の振動ではない、ということを言いました。

別な見方をすると、固有振動で振動しているヴィブラートは、ヴィブラートとしての体裁をなしていて、そうでない振動の場合は非常にぎこちない。

「体裁をなしている」ということは、必ずしも美しい、ということではありません。前者には、実はチリメンヴィブラートも含まれます。後者には、チリメンが嫌でゆっくりしたいあまりに、意図的に上下にゆらゆらと揺らしている状態があります。

つまり固有振動という考え方で言えば、チリメンの状態は、一種の不完全なヴィブラートです。

練習方法、ということでしたよね。

もし、チリメンが出来ているならば、そこからはじめましょう、とうことです。
チリメンヴィブラートを「ヴィブラートが出来ている過程」として積極的に認めるのです。これが要点。

ゆっくり「意図的な」振動にしようとする作業は、固有振動ではないからです。

では、どうするのか。

ここでイメージを膨らませて下さい。最終的には、指先から腕にかけての、大きなアーチを振動させたい。しかし今現在は、まだ、指先から手首までの、小さな川にかけられた小さな橋が振動しているだけ。だからちりちりするんです。

さあ、もっと大きな川を渡りましょう。大きな川を渡る大きな橋を作ります。そのためには、指先から肘までの距離が必要です。いままで向こう岸に届いていた手首は、橋のアーチの一部に過ぎません。少し大きくなった橋、指先から肘までをイメージして、それを振動させてみましょう。

固有振動である、ということは、ここでの振動数の変化は、単純に言うと、「チリメン」状態と少し長くなった「脱チリメン」状態のほぼ2種類しかない、ということです。すなわち、「だんだん遅くなる」のではなく、「いきなり遅くなる」んです。だって、橋の長さが、手の大きさから前腕の長さにいきなり変わるんですから。

「いきなり」遅くなる、このこともあわせてイメージしましょう。

これは、チリメンビブラートが出来ている何人かの生徒さんに試してもらった結果、最初出来たり出来なかったりするものの、比較的短い時間で、ヴィブラートの振動周期が長くなってくるのが実感されてきました。聞いているほうもご本人も。

ここまでくると、橋をさらに、最大限まで拡張することは、比較的容易です。

 いったん橋を拡張しているプロセスがあると、それを肘から肩に拡張するイメージはより持ちやすく、そのことによって、腕を一本の大きな橋、あるいは弦として振動させるようになり、最大限のヴィブラートをかけることが出来るようになるわけです。

 また、ヴィブラートは、振動できる周期を「見つけ出す」ことでもあります。無理に振動しにくい周期で振動させようとしてもぎこちなくなるだけ。それよりも「腕が振動する周期」で振動させるようにします。それが自分の意に沿わないときは、振動の周期を変えるのではなく、肩、腕の状態や条件を変える、ということです。
 
 最終的に出来ている感じは、てとらさんがコメントしているような「振袖」というイメージも良いですね。happy01 男性はどうでしょうnotes

 これらのことがスムーズにいくために、左手の基礎がしっかりしていれば、申し分ありません。具体的には、手首の力を抜く、肘の力を抜くことに他ならないからです。
 しかしあるいは、ヴィブラートをするために左手の力が抜けるようになった、でもいいと思います。
 
 左手を力を入れずに押さえる、このことは、これまでの「脱力って何」と絡めて、また次に考えてみましょう。
 
 左腕の固有振動、いかがですか?

 あなたの固有振動は何ヘルツ?sign04

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脱力ってなんだ?IV

もしかしたら、右腕って、重い?と思い始めたあなたへ…sun

(左腕も多分、同じくらい重いですよね)

早速、チェロを構えて弓を持ってみましょう。

弓を置く場所は、最初は元弓。G線上に静止してみます。

そして、イメージしましょう、、、ここで、ぱっと、チェロが消えたら、右腕はどういう風に落ちていくかを…

これまでの試みでわかったとおり、通常の生活では、右腕を右腕自身で支えています。

これは、正確に言うと、右腕を、右肩の筋肉で支えている、ということです。あるいは肩を主にして、前方に動かすときに鎖骨周辺、後方に動かすなら肩甲骨周辺が協調しています。

いずれにしても、肩、がほぼ全面的に腕を支えています。

ここで、非常に傾いてはいますが、腕を一本の橋と考えてみましょうか。そして一方の岸が肩、もう一方が弓を持つ手。

一方の岸の支え(肩)がべら棒にしっかりしていて、橋そのもの(腕)がしっかりしていれば、この橋は落ちません。これが、通常何も持たない右腕の状態。

これをもう一方の端(手)にも支えを作ってやると、肩側で支える重さを軽くすることが出来ますね。

どうするって? つまり、肩で支えている腕の重さを、肩で支えるのをやめて、手の側でも支えてやればいいのです…

もう一度イメージしてみましょう…ぱっと、チェロが消えたら、右腕はどういう風に落ちていくか…そして、それが落ちないように、きちんと手の側に支えが必要なんだと。

これが、右腕の脱力なのでは?

端的に「肩の力を抜く」、単純な表現ですが、なんと理想的な脱力方法であることか。

さてさて、

肩から右腕の重さの支えを抜くことができたとして、手で支えるわけですが、重さを受け止めるシステムが必要ですね。それが、「弓の持ち方」であり、右手の親指、なわけです。もちろん、第一義的には、重さは「弓」に伝えないといけないのです。しかし単にそれだけだとあまりにバランスが悪すぎる。なので、親指でささえます。

すなわち右手の親指は、腕の重さのバランスを取っているということになりますよね。

たしか今、弓は元弓。

先弓にしてみましょうか。

こんどは、単に重さを乗っけると本当に弓が落ちてしまいます。

このときの弓の圧力、すなわち弓等での重さを支えている機構は何でしょうか?

下の支えは、ひとつは弦。

ということは、弓を持っている手の側では、上からの重さと、それを受け止める何かが必要です。受け止めるのは、結論を言えば親指。

このとき重さが、親指と弦の間にかかってこないと、バランスは取れません。だから、人差し指、ないし中指に荷重がかかって来るはず。ですから、手としては、右まわにりひねるような形になるとイメージできますね。

ということで、元弓と先弓の静止状態を、「脱力」しながら、ざっと考えてみました。

そしてこの間を繋ぐのが、けだし「ボウイングのヒミツ」ということでしょう。

ふうぅ、今日はこんなところで…

いかがですか?coldsweats01

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脱力ってなんだ?III

すみません、少しずつで。despair

右腕の重さを普段感じることは出来ますか?

一応、肩から腕がぶら下がっていると考えてみます。そのもの自体の重さを感じるのは普段意識していないわけですから、難しいですね。

それは、右腕を持ち上げてみても同じです。

では、おなかの前で、左手で右手を持ってみましょう。

右手って軽いな、と思うかもしれません。

しかし、おそらくそれは、右腕自身が右腕を持ち上げるお手伝いをしているに違いありません。

では、そうではないようにするには、どうしたらいいのでしょうか?

まず、右腕自身で右腕を、おなかのまえあたりまで持ち上げてください。

脱力してみましょう…?ん、うまくいかない?

これが第一段階ですね。現在の右腕の形を支えている、肩、上腕あたりの筋肉の収縮を解く、と考えるとうまくいくかもしれません。

いずれにしても、重力で、体の右下側に、腕が、ブラーん、となるところまで落ちていく、
それが出来るまで練習してみましょう。

次に、右腕を左腕で持ちます。左手を下向きに、右手の手首を持ったら良いんじゃないかと思います。そして、おなかの前辺りに。

 最初は、右腕は軽いですね?
 
 では、さっき、右腕の力を抜いて、したにダラーんとたらしたことをイメージしながら、右腕の力を抜いて見ましょう。
 
 イメージするときのポイントは、右腕自身は実際には動きませんが、右腕が落ちていく方向を想像することです。
 
 なれないうちは、右腕自身で意識的に右下側に引っ張ってみてください。
 
 もし、左腕の筋肉が、左手の握力を締め付けるために緊張することが感じられれば、脱力はできていると思ってよいでしょう。そしてそのまま左手を離せば、右手は落ちていき、ブラーんとするはずです。

 さて、ここまで準備出来たら、弓を持って、脱力を使ったボウイングを試してみることが出来そうです。

 (ちなみに、右腕も、左腕も同じです)
 
 カンのいいかたは、次回を読む前に、実際に弓を持って、弾いて確かめてみてください。おお?!sagittarius

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脱力って何だ?II

 たまには雨も降るさ~ってことで。sad
 
 
 さて、
 
 重力を利用して、脱力をするには、支えが必要という話をしました。

 体の姿勢や動きは、意識してできることと、無意識にしてしまうことがありますね。完全にどちらかしかない働きはないとは思います。でも、「支え」と「脱力」で考えた場合、「支える」という行動が、どちらかといえばアクティブですから前者が強く、「脱力」は逆、と考えられます。

 無意識にしてしまうこと、たとえば、左手で右手を持ち上げようとしたとき、ほぼ間違いなく、右手自身でも持ち上げてしまいます。これが脱力の難しさ。

今日は「支え」の方から考えてみます。

 中心にある体自身がしっかり支えられていること、これは、体からぶら下がっている腕を脱力するためには不可欠、これは理解できますよね。

 見てわかる支えの要点は、腕を使わずにチェロを構えている姿勢ですね。

 チェロの構え、どういう風に理解されているでしょうか。あるいは、イメージしているでしょうか。チェロはいすに座っているから簡単、なのでしょうか。

 普通椅子というのは、座るもの…立っていると出来ないことをする、あるいは立っているよりも座っているほうが有利になるようなことをするためのものです。

 そのなかには、「リラックスする」というのも含まれますが、体の芯を支えるためには、リラックスするだけのために作られた椅子は不向き。チェロ椅子に、背もたれピアノ椅子がよく使われるのは、そういう理由です。

 そして、背筋を伸ばし、腰、というか背中をまっすぐ立てる、体の芯を立てておく、ということですね。鉄筋コンクリートの鉄筋をしっかり作るのと一緒。まずこれが大原則でしょう。それがやりにくい椅子はダメ、ってことです。
 
 これっていわゆるインナーマッスルですよね。腰の姿勢もいいと肩もリラックスするので肩こりにもいい。肩こりに良いって言うことは、この先脱力にもいいってことじゃないかな?

 そして、体重を基礎を通じて地面に伝えているということも、意識しておかないと。

 チェロを構えた上での体重は、どういう風に地面に伝わっているんでしょうか。
 
 チェロ自身もエンドピンを経由して接地しています。ここで1点。
 
 さらに、両足の2点。
 
 そして椅子の足、椅子自身は安定していれば良いので足は何本でもいいんですが、だから、椅子の足の本数を数えるのではありません。椅子に接している体の部分は「坐骨」。 すなわちおしりの骨の2箇所です。

 チェロ1、足2、坐骨2、合計5箇所を通じて接地しているというイメージです。
 
 これら5箇所は、しっかり固定されている、のではなくて、しなやかにバランスされていてほしい、たとえば耐震強度のある塔やビルのようにねbuilding
 
 特に、意識から外れがちなのが坐骨でしょうか。しかし、ある意味ココが一番重要ではないかなと思います。だって腰を直接支えているんですから。
 
 そう、チェロの場合必ず座っていなければならないということは、バランスを取る部分が立ってるよりも「常に多い」のです。ですから、必ずしも座っていることがやさしいのではなく、むしろ少し難しくしているのかもしれません。

 チェロはさらに、左ひざの内側、胸、で接しています。これらは、可動部分です。腕を使っていない状態で、これら可動部分を通じてどれだけ自由にチェロを動かせるかもポイントですよね。
 
 体の中心をしっかり支えた上で、地面との設置点で常に「バランス」されている、そして、チェロは安定し、かつ自由に動く。これが、実際に演奏部分に当たる腕の脱力の準備なのでした。

 さてこれで、脱力の準備が出来たかなっと。
 
 続きますよ~cherry

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メルマガ先行連載【超入門・チェロ講座】第5回

【第5回】 続続・あなただけに教まえす、音感を身につける秘儀(続続・アヤシイ)

 チェロの弦は、完全5度、といわれる音程で合わせています。現実的には、純正律の完全五度でまずは、合わせます。

 完全5度は楽典の知識、純正律は音律の知識です。「楽典」や「音律」というのは、「内容の知識」(http://eflat.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_07cb.html)です。よき入門書がたくさんありますしネット上にも資源がありますから、是非身につけておいてください。

 前回、2つの音の違いをあわせるときは、単純な響きになるところだろう、という予想をしました。
 
 今回は完全5度です。
 
 同じ音、ということは音程で言うと、完全一度、ということになります。これはちょっと和音とはいえませんね。
 
 2和音と言われるものは、いろんな説があるんですが、よく合っている、という順番で、完全8度、完全5度、完全4度、長3度、短3度、短6度、長6度…などと言われています。これらは、いわば、アンケートみたいなもので、うなりとか聴こえやすい?ということをだいたい集計した結果らしいのです。完全4度以降は諸説紛々らしく、いろんな順序を見かけます。
 
 それだけ、和音の捕らえ方というのは、感覚的であり、わかりにくいのです。
 
 純正の完全5度は現象的に周波数比率が2:3になるということではありますが、それがどう響くかということは、おそらく今の科学では表現のしようがありません。
 
 とは言っても、完全5度は、8度は別として、よくわかる和音第2位にランクされているだけはあるのです。つまり、完全5度の響きも、前回の完全1度の時の響きと同じようなことがいえます。すなわち「いちばん単純な響き」が、おそらくこの和音のいちばん近くであると。これが、3度、6度になると、そこまでは言えなくなってくるのですね。
 
 一番単純な響きは、もし連続して2つの音を変化させることが出来るのであれば、比較的捕らえやすい感覚です。だから、チェロにちょっと似た楽器、ヴァイオリンでは、弦のテンションの弱いおかげもあって、ペグを使って一つの音をわざと大きく狂わせ、次第に近づけていきます。そうすると、だんだん音が単純になっていく様子がわかります。
 
 チェロもペグで合わせることが出来れば、同じようなことができます。しかし、さまざまな事情で、ペグを回しながら弓で音を出すという状況がつらいのですね。
 
 なので、一回ひいては、アジャスターを回し、また弾いてはアジャスターをまわし。
 
 これはチェロのチューニングを困難にしている事情です。
 
 みなさんは、数ある楽器の中でも、特にチューニングが面倒な楽器を選んでしまったのですね…あ~いつになったらチューニングが出来るんだろう…。

筆者注:超入門はのろまなかたつむりです。イライラしたらごめんなさ
い。「たゆみなきあゆみおそろしかたつむり」

この記事は、メルマガ第4号[2008/03/12]に掲載されたものです。まぐまぐ登録はこちら

http://www.mag2.com/m/0000257788.html

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脱力って何だ?

急にあったかくなって、風邪を引くひとも多いみたい。それから花粉症。おだいにじ。confident

 脱力しろって、言われません?
 
 そんなこと言われたって、て思いません?despair
 
 いわく、右腕を脱力して、腕の重みだけで、とか。
 いわく、左手に力を要れず、重みで押さえろ、とか。
 いわく、体が自由に動けるように、力まないように、
 いわく、しっかりリラックスして、呼吸して…
 
 でも、全身脱力したら、ふにゃふにゃのタコ状態になるでしょう。
 温泉に入っているわけでもなく、生きて活動している以上、どこかでエネルギー、パワーを使っていますよね。
 
 脱力、を語る前に、その正体を知る必要があります。
 何のパワーもかけずにチェロを弾くことは出来ません。
 しかし、自らのパワーをはずす…ということは、自分の外部のパワーを使うということに他なりません。
 
 おそらく、それは重力。
 重力をどう自分のパワーにするかということが脱力の正体なのでは…
 
 また、全身脱力したのでは、ぶっ倒れてしまいます。
 だから、そうではなく、支えるべきところを支えて、そして脱力。
 
 脱力を語るには、まず、どこを支え、そしてどこを重力に頼るのか、これを明確にする必要がありそう。
 
 もうひとつ、自分で力を入れている自覚があるかどうか、これも大事ではないでしょうか。
 
 右腕を持ち上げる。弓を持つ。慣れてくると、右腕を持ち上げているということでパワーを使っているという意識が薄れてきますよね。普段日常生活で、いろんなパワーを使っているという意識はそうないでしょ?
 
 しかし、地球上では常に、重力に対抗したパワーを使っています。スペースシャトルにでも乗らないとそれは意識しにくいみたい。
 
 しかし、チェリストは、スペースシャトルに乗らずに、それを意識しなくてはならないんですね。
 
 ある日突然右腕が重いものだと自覚する。いえ、けっして五十肩の事をいってんじゃないですよ。そして肝心なのは、それを「どこで、どう支え、チェロに伝えるか」を見つけ出す。
 
 「おおこんなにもパワフルなボウイングが可能だったのか!」
 
 そんな日は近いかも。good
 
 じゃあ、どこでどう支えましょうか?
 
 続きます。airplane

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呼吸してます?

 演奏中、練習中に呼吸してますか?wobbly
 
 きちんとした呼吸法はちょっと難しいかもしれません。
 
 あるいは、アンサンブルをあわせるために、入りに息を吸ったり、またフレーズにブレスしたりという工夫もされてるかも。
 
 もちろん、呼吸は普段の練習のときも大事です。ズーッと力んで呼吸が止まっている方、あるいは極度の緊張で息がとても浅い方、いませんか?酸素不足は脳にてきめんです。せっかくの練習が酸素不足でうまくいかなかったり、肩こりになってしまったり。
 
 ちょっとお手軽に呼吸を実感してみましょう。
 
 チェロの練習前、あるいは練習中。いすに座って背中をまっすぐにしてください。
 
 腹筋をグッと締め、ふっと緩めてみましょう。
 
 そうすると自動的に息が出来ませんか?
 
 確認できたら、チェロを持ってください。
 
 構えて、弓を止めておきます。そのとき、軽く息を吸って、腹筋をクッと締め、姿勢がぐらぐらしないように。そうすると、弓もしっかり止まりますよね。あの、顔を真っ赤になるくらい思いっきり締めなくてもいいんですよ。coldsweats01
 
 そして、腹筋を緩め、自然に息が出始めつつ、元弓から弾き始めます。そして、先弓まで来たら、弓をしっかりとめつつ、やはり腹筋をクッと。どうですか?腕だけでとめようとするよりすんなりとまりませんか?そして元弓と同様に、腹筋を緩め、自然に息が出、リラックスしてアップを弾きます。
 
 これを何度か繰り返してみましょう。
 
 そして練習曲、あるいはエクササイズ。曲では、フレーズの始まり、終わりで、この腹筋を意識してみてください。エクササイズでも、区切りがありますよね。ロングトーンなら、一音一音意識しても良いでしょう。
 
 体の芯で支えて、停止、リラックスして、動作、これの繰り返しが呼吸につながっていく、そんな感じしませんか?
 
 どうぞ、試してみてください。bud 

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ボウイングのヒミツ…その6《続・ついにキター、弓の持ち方》

気がつくと、じっとり汗ばむ季節coldsweats01

弓持ってみました?

この「パーpaper型」手順(もっといい名前ないかな~)の弓の持ち方、今日は静的なことについて考えてみます。つまり、まず持つことのメリットですね、これに対して、動的なこと、こちらは動かす、そのもの。直接技術に繋がることですね。

弓をパーから持つことによって、こちらと、こちらですでにお話しているとおり、ヒトの持つ自然なバネを利用して持つことが出来ます。

深く、広く持つことで力が要りそうですが、この理由によって「逆に、力が要らない」ことになります。

次に、親指の形です。手のひらに力が入ってしまい、握力で持つことによって、親指を反らせて持ってしまう、これはいけません…ということが問題になりますけど、親指以外の4指を広げることによって、親指は、これも「逆に、反らせにくい」ことになりませんか?

ちょっと、そこにある鉛筆とかで試してみてください。

親指をそらせると、4指がすぼむ…4指を広げると、親指が内側にまがる…いろいろやってみてください。にわとりと卵じゃないけど、4指を広げる動きが、親指が内側に曲げる動きに連動している感じが、しますよね。

この形が出来てると、親指が最大限、腕の重みを受け止めてくれるのです。

なぜか?はそれぞれ考えてみてください。僕は、T字の形を考えの横バーを弓、縦線を親指になぞらえて、縦線がナナメになったら、横バーは支えにくいだろう、という風に考えてますけどね、簡単でしょ。

こうして持った後の弓の角度です。角度というのは弾くときの動く方向のことではなくて、毛を弦に当てる角度ですね。よく、弓を倒すとか、倒さないとかそういう表現になります。

Mochikata5 結論を言うと「あまり倒さない」です。
理由はこれも単純。毛の持っている摩擦力を最大限利用するためです。
具体的には、こんなもん(写真)


さて、いかがでしょう?・・sagittarius

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ボウイングのヒミツ…その5《ついにキター、弓の持ち方》

やっぱり、弓の持ち方の話をしないといけないみたい…confident

そりゃそうですね、ボウイングは、弓持ってなんぼですから。wink

このブログを読まれている皆さんのほとんどは、レッスンについておられるんだと思います。どなたか、チェリストの弓の持ち方はさまざまに見えると指摘した方がいらっしゃったんです。たとえば、浅いの、深いの、それぞれの指を当てる場所、親指の形云々。これは事実で、であれば皆さんもいくらか違ったように教わっている可能性がありますね。

混乱させてもいけないから、「弓の持ち方」というテーマは避けようかなぁと思ったんです。しかし、いろいろなボウイングの技術を説明するに当たって、土台がないと説明しきれないということが、だんだんわかってきました。目的は、「カタチではなくて、その先にある音だよな」ということを忘れなければ、説明をしても良いんじゃないかと、かように思った次第であります。

で、ここでは、僕がレッスンでやっている手順と持ち方を再現し、その理論的な裏づけを説明してみたいと思います。たとえば、以前こんな記事を書きました。実は、この理屈は後付です。自分がこのもち方でやるようになって、なぜそれが良いのかという理由のひとつです。

また、もし余裕があれば、その後に、僕がこの持ち方に至った経緯をご紹介しましょう。

ということで、まず弓の持ち方を覚える手順から。

よく、どこそこの指をどこに当てる、という説明がありますけど、無論間違ってはいませんが、ゆびそれぞれを当てていく方法は、緻密な反面「覚えることが多い」「手、指の大きさが異なるのでそれぞれ微調整が必要」などの欠点があります。

って、いうか、非常に細かく説明してどうしても持てなかったかたが、ある日あるとき突然ひらめいて「こうやったら?」ってやったら、すぐ出来ちゃった、というそういうお手軽な方法が、僕の弓の持ち方の手順です。ぼくもそのときはびっくりしました。happy02

まず、左手で弓を水平に持ちます。は、反対に向けないようにね。フロッグが右に来るように(まさか、直している人が…)

そして、右手をパー(普通にじゃんけんをするときのパー。めちゃめちゃ力んではまずいとおもいますが、特に脱力する必要もありません)にして、下を向け、弓の向こう側に持っていきます。中指にの向きを、垂直にして(だから、弓に直角ね、ここんとこ、大事ですよー by DS)、中指の指先の腹が、弓の毛の付け根辺りに当たるように、パーを弓にあてます。ぺたっと当てる感じ。

Mochikata1_2 これで、右手は下を向いたパーに弓があたっている状態(写真)。


Mochikata2_2 次に、だんだんチェロの弓をもつように腕をおろしつつ、親指を、だんだん内側に曲げながら、手のひらもだんだん曲げていきます。(曲がりつつある途中の写真)


Mochikata3 そして、内側に曲げた親指が、フロッグのかどにあたったら、、、しっかり持って、、、弓を弦の上において、左手を離して、出来上がり(写真)。


Mochikata4 親指が内側に曲がっていることを確認してくださいよ。弓の先のほうからみて、弓の向こう側に丸い景色が見えればオッケー(写真。うーん丸いって言うか)。


手順は簡単なので、うまくいかないな~と思ったら何度かやり直してみてね。

これなら、最初のパーの中指と、親指だけを意識すれば良いので、手の大きさはあまり関係ありません。指のそれぞれの場所をさほど気にしなくてもオッケー。

さて、この持ち方は、比較的深い持ち方?に思える方もいるかもしれませんね?

では次回からは、もうちょっと細かいことと、理論的な検証をしてみることにしま~す。sagittarius

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メルマガ先行連載【超入門・チェロ講座】第4回

【第4回】 続・あなただけに教まえす、音感を身につける秘儀(続・アヤシイ)

 ブログでにバックナンバーとして掲載した第3回のコメントに、SINさんとのやりとりがありますが、今回は純正(律)の話…に突入できるんだろうか。
 
 さて、半ば本気で「世界の名A(めい・あー)」を提案したその背後にあるのは、基準音をチューナーの電子音に合わせる癪さ、ですかね(いえ、チューナーはすばらしい機器ですよ、これから使いやすいチューナーを開発してくださいね、メーカーさん)。
 
 「耳であわせる」と考えたとき、それは、目印としてわかりやすい事が必要です。たとえば、まったくランダムなピッチで2つの音を同時に鳴らしたとして、おそらく大部分「ヘン」に聞こえるでしょう?たまたまそれが、和音であったり、同じ高さの音である、という確率は低いですよね。逆に言うと、和音(以下同じ高さの音も含めて和音といいます)は珍しい、そしてそれがために、わかりやすいはずの音程、なのです。
 
 ということで「同じ高さの音である」という感覚は、おそらくわかりやすい感覚(音感)であろう、とは思うんですが、本当に「まったく同じ音」である状態と、わずかにそうでない場合に、どんな感覚の違いを得るんでしょうか。
 
 物理的には「うなり」が生ずる、としています。つまり、近い周波数で2つの音で鳴らすと、低い周期で「わんわん」うなるので、それを聞け、うなりは耳障りだろう???
 
 
 そういわれたところで、わずかに周波数のずれた2つの弦の音を聞いたことがありますか?

 ん?結構美しくないですか?
 
 そう、美しくと言っていいのか、効果的といっていいのか、とにかく、何らか心地よく聴こえる場合も珍しくないのです。
 
 実は2つの音の周波数がピタっと合っていると、ほぼひとつの音に聴こえてしまって、非常に単純な響きになります。ところが、ほんの少しずれていると「コーラス効果」といい、広い拡がりの、いかにも「アンサンブル~」という響きになることが知られています。
 
 電子楽器では、こうした響きをわざわざ作るための「コーラス」と言われるエフェクターがあります。わざわざひとつの音を2つに分離して、周波数をわずかに変えて出力し、いかにも「複数で弾いてますよ」って音のする効果を出すものですね。
 
 (少し専門的になります。周波数をわずかに変えるのは本来「ピッチシフター」で、「コーラス」は、実際には位相をわずかに変えているだけですが、聴覚上はほぼ同じ効果を得られることがわかっています。実はこの辺がこの話題のカラクリでもあります。物理好きの方はどうぞご検証ください。)
 
 このとき2つの音にはもちろん「うなり」が生じていますが、必ずしも不快ではありません。まして、弦楽器のように複雑な響きを持っているとなおのことなのです。特に「名A」で合わせたらどうでしょう、より美しいかもしれません(これは想像ですよ)。
 
 で、あまりチューニングに慣れていない方は、ぴったり合ってる状態は単純すぎてつまらず、「コーラス」状態でも「ずれている」とはあまり思わないのではないでしょうか。なぜなら、もし音程に対してなんの知識もなければ、『心地よい響きがするということが「音が合ってる」ということだ』と解釈しても不思議ではない、と思うからです。
 
 だから、ここちよい「コーラス」は、合っているんじゃないかと解釈する。これは音感そのもの問題ではなく、その表現、理解の問題ですよね。
 
 そうなんです。同じピッチにあわせるということは、「コーラス」で「アンサンブル」してるような心地よい響きにあわせるのではなく、「一番単純な響きになる状態にする」ということ。これが理解できれば、合わせることができるようになるのでは?
 
 チェロのある程度弾ける方は試してみてください。もちろん、自分の最高のボウイングでね。まずAの開放を弾き、D線で同じAを重ねて弾いてください。合っている状態と思われる音の上下に、ほんのわずかにずらしてみてください。さすがに4分の1音近く離れてくると気持ち悪い響きになってきますが、ある程度の範囲以内だと、アンサンブルみたいに聴こえませんか?ある意味、同音奏法のときは、このくらいはずれていたほうが、よく響く、みたいな感じしませんか?
 
 おお、今日は少しまじめに書きました。いえ、これからもずっとまじめですとも。
 
 では、次回以降はこのことをヒントに、完全5度の調弦に進んでみましょう。

 筆者注:超入門はのろまなかたつむりです。イライラしたらごめんなさ
い。「たゆみなきあゆみおそろしかたつむり」

この記事は、メルマガ第4号[2008/03/05]に掲載されたものです。まぐまぐ登録はこちら

http://www.mag2.com/m/0000257788.html

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中指と薬指の切れない関係…

昨日は岡山地方は、少し冷え込みました。sad

ポニーさんにコメントいただきましたお題です。
左手なので、「2の指と3の指の切れない関係」ですが、本名でお呼びしました。happy01

2、と3の間は、手をパーpaperの状態から、グーrockの状態にだんだんと閉じていくと、近づいてきます。なぜかと言うと、他の指より長いからだし、指先が手のひらの中央に向かって閉じていくからですね。これは、手の自然の形です。

ところが、ネックポジション、ここでは第一ポジション(T1)基本形にしましょう、左手を押さえるカタチはその途中の形になりそうです。だから、自然な状態では中指と薬指がくっついてしまう…あるいは、狭くなってしまうと。

基本形では、指の間隔は「半音ずつなので、均等に」開きたい、、、
あるいは、2の指はD線ではFを押さえたり、3の指はG線ではHを押さえたり、難しい理屈はおいといて、FはEに近いほうが、HはCに近いほうが、音階がきれいに聴こえる、そうすると、2の指と3の指はより離したい…

これが手の自然な形よりも、2つの指を離したい理由でしょうね。

2to31 従来、ここを開く練習をしてもらってみてました。たとえば写真のように開いてみて、だんだんと手を閉じてみる。

しかし、これは普段使わない特別な動きですし、関係する筋肉が発達していたりいなかったりするようで、すぐに出来ない方も多いのです。すぐに出来ないだけではなく、ずっと出来ないことも少なくないです。写真みたいに「練習しましょう、鍛えればできる様になります」というのは、嘘ではないにせよ、少々気の長い話しだなぁとは思います。特に「自分の手は小さい」と思っている方にとって。

気の長い話自体は悪くないのですが、最近ふと「基本どおり」押さえることによって、2と3を比較的開きやすくできるハズ、と思うようになりました。そう、もちろん手の小さい方でもです。

まず、いつものように(いつもすみません)、4の指を押さえ、肘までの尺骨ラインを整え、次に3の指を4の指に寄り添うように押さえます。次に3の指をしっかり押さえていることを支えに、「2の指を上にふわっと開く」のです。「上に」が肝心ですよ。開く自体はなんの力も要らないと思います。もし開いたとき、2の指が長すぎるため弦に乗りにくいのであれば、「4の指から肘ライン」をチェロの側板方面に(方向的には斜めやや前方下)少し移動してください。

どちらかといえば、これまでより肘を下から抑えているような形に感じるかもしれません。

どうですか、2と3を開くんじゃなくて、腕全体の形を変えることによって、2の指を上に開くのです。1の指を開くのは、比較的容易です、がそれと似た要領で、2の指を開いてみてください。

先ほど「半音ずつなので、均等に」と書きましたが、実はここに少々トリックがあって、実は上側のほうは少し広くていいのですよね。ほんの数ミリですが、この数ミリが手の大きさにとって救いになっているのかもしれません?

ちょっとこちらを…

2to32 写真ですが、わかりやすくするため、若干全体的に広く開いています。手の小ぶりの人をイメージしてます。これ、もしかしたら拡張形?に見えるかもしれませんね。違います。これが基本形。あるいは拡張形にするかのように基本形を押さえてみるイメージでも良いかもしれません。

この手の形を保てるようにするためには、(指を押さえるための)親指には頼らない左手、左腕をマスターすればオッケーです。もし、拡張形の1の指がうまく押さえられているなら、この2の指を押さえるのは、より容易だと思うのです。

さて、いかがでしょう?eye

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ボウイングのヒミツ…その4

あ、もう3月なんだ(遅いって)sweat01
 
 いかがでしたか?中指…eye
 
 中指の役割をどう表現するかはともかく…ひとつ確実にわかっていることがあります。エピソードI(スターウォーズか?)でそれとなく触れたように、重みをかけるということは、動かしにくくなるということでもありました。
 
 先弓のときは、弓が弦に接している部分が手元から離れているため、本能的に右手を左回転させる、すなわち、人差し指に重みをかけてしまうことがあります。そうすると、音が大きくなるというよりは、なにかぎこちなくなっちゃうんですよね。
 
 もし、弓で弦を押さえつけることが目的なのならそういうやりかたでも良いですが、実際には弓は常に動かなければなりません。しかも正しい方向で。
 
 これまでの試みで、どうも人差し指には、先弓において、正しい方向に動くように指示し、バランスを取る役割があるようです。その指に直接一番の重みをかけるということは、いわば、アクセルとブレーキをいっぺんに踏んでしまうようなことになるんでしょうね
 
 それでは、その重みを乗せるという役割を、中指に分担してもらえばいいんじゃないでしょうか?あなたの人差し指や中指君は、どう言ってますか?あなた自身の音に聞いてみてください。ear

 ところで、中指とか、人差し指とか、ずいぶん指先の話にばかりなってしまいました。が、ボウイングを最初に習うときには、どんな風に教わるでしょう?

 弓を動かすのは…肘、腕、肩、あるいは背中や胸…。教え方によっていろいろな表現があると思います。思うに、先生が伝えたいことはたいてい同じじゃないかな?
 
 共通しているのは、おそらく「手で弾いちゃだめ」ということ、多分「手で弾いて良いよ」という指導は皆無でしょう。

 そんなこと言ったって、手で持っているのにとか、思うでしょ?
 だからこそ「持たないために」人差し指だけの練習をしてみたんですね。
 
 こんなたとえはいかがでしょう?
 
 自転車かアップグレードしまして、ボウイングが飛行機なら、エンジンが腕(ないしその構造)。弓が翼で…手指は…着陸するときの車輪かな…うーん、着陸滑走中の飛行機がいいかも。弓は地上(弦)を離れてないから。
 
 では、またこの話でもう少し頭の中でこなしておきます。着陸滑走中の飛行機が奏でるボウイングとは…airplane

 この先スタッカートや移弦アルペジオに触れたいんですけど。着陸滑走中に飛行機にスタッカートやアルペジオされたら、えらいことですな~coldsweats02
 
 ところで、毎日好きなように書いてます。こんな話題がいいなど、ご意見などありましたら、頂戴できれば幸いです。happy01

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ボウイングのヒミツ…その3

 すこしずつ、気候がゆるく?なってきてますね。
 monokuro booもゆるキャラでしょうか?(このネタ、スキン変えたら、わかんないじゃん)wobbly
 
 さて、エピソードIを予告編に、右手のイケメン(なんでやねん)中指君の登場ですscissors。エピソードIでは、中指君は重さを受け止める役どころを演じていましたが、はたしてそれでいいんでしょうか。
 
 ちょっと実験してみましょう。eye
 
 例の、人差し指だけ(考えてみたら、親指はかならず要るので、この表現で通じますよね)のボウイングができるようになった方は、このボウイングで、弓に重みをかけて弾こうとしてみてください。だんだん動きがぎこちなくなりませんか?そして、ついにはバリバリばりん、という雑音になってしまいます。
 
 ここで、人差し指のボウイングに倣って、中指だけのボウイングというのをやってみましょうか。このときは、最初から重みをかけて弾かないと、弓が落ちてしまいます。お、今度はいい具合じゃないですか?かなり重みをかけてもあまりバリバリとは言いません。

 (ただし、人差し指にせよ、中指にせよ、「力づくで」重みをかけてしまうと、弓が斜めでも弾けてしまう可能性があるので、バランスを取る練習のときは重みはまったくかけないでくださいね。そうすると中指だけだとほとんど弾けないということですね。)
 
 では次に、中指に人差し指を添えましょう。登場人物はここで、親指、人差し指、中指の3名になりました。やはり小指がないので、先弓から中弓ないしちょい元より程度。
 
 いろいろやってみてください。このとき人差し指を意識して重みをかけて弾くと、どうなりますか?逆に、中指を意識して重みをかけて弾くと、どうなりますか?
 
 一緒に試してみましょう。宿題です(僕も~)。もしかしたらこれで、中指の役割を実感できる…かも?house

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重いものは動かしずらい。

(ボウイングのヒミツ・エピソードI…なんちゃって)

 ボウイングには、ある程度の重みが必要ですねぇ。摩擦がないと音が鳴りませんから。でも、親指と人差し指だけで、弓の重さだけでも、小さな音ですが、きれいな音が鳴りました。happy01
 
 大きな音を出したいときには、そこにさらなる重みが必要。
 
 レッスンで習った普通の弓の持ち方にして…そう、音が大きくなりましたね?ちょっと親ヒトボウイングを思い出してもらいながらも。
 
 音が大きくなるとき、どうしてますか?いろいろやりますが、単純に言うと力を加える?重さを加える?ま、おおざっぱには、そういうことでしょう。
 
 しかし、一般論として重いものは動かしずらいですよね。摩擦が大きくなると動かすためにパワーがいるので、動かしずらい、そのことがもちろん大きな音の原動力になってるんですが、、、、まてよ、とすると、ごくごく普通に考えると、大きい音を出そうとすることと、弓の動きを止めることは、同じことではないでしょうか?
 
 何を言ってるんでしょう?
 
 たとえば、音を出すために、中指に重さをかけたとする(って習いました?)。じゃぁ、止めるときも、中指に重さをかけてみてはどうだろ?ん、これって…スタッカート?eye
 
 ボウイングへの旅はつづく…airplane

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メルマガ先行連載【超入門・チェロ講座】第3回

【第3回】 あなただけに教まえす、音感を身につける秘儀(アヤシイ)

 予告してしまったので、やらずばなりますまい、秘儀なんてあったっけ(後悔)。

 気を取り直して。
 チューニングといえば、完全5度という音程の和音ですが、その前に、基準の弦、たとえばAをあわせないと。そのためには、基準音Aと自分の楽器のA音が「同じピッチ」であるということを、判断できる必要がありますね。音程とピッチ、非常に良く似ていますが、ちょっと違います。その件はまたいずれ。ここでは同じ高さの音と考えてください。
 二つの同じ高さの音を聞き分ける、なーんてことは、朝飯前だという方には用のない記事かもしれません。…ほんとにそうかな?

 音の高さが合っているということと、それがちょっとずれてる、すなわちどっちかが高くて低くて、という状態をじっくり感じようとしたら、そうですね、音を可変できるチューナーを2つ買ってきましょうかね…で、まず両方を440ヘルツにして鳴らしてみる。同じ音なんで、ひとつのようにきこえますよね…で、片方をちょっとずらしてみる…うーんききようによっては、わんわんとか、うわうわとかなにかうねってるような…もうちょっとずらしてみる、うわうわうわうわが細かくなったような、ならないような…もとにもどしてみると、あーひとつになったって感じがする。
 
 まーてなぐあいでしょうか、で、だんだん慣れてくると、どっちが高い音か、低い音かもわかるようになってくるでしょう…
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