スピード違反
早いパッセージが演奏できていないときは、ゆっくりさらいます。
しかし、右利きの人は特に気をつけたいのですが、ボウが左手の進行を追い越してしまうために弾けていないということがわかっていないと、どんなにゆっくり弾いていても、左手、すなわち左指の運びと弓の運びが同時であったりします。
これはもしや、言われたら当たり前のことだけれども、いままで考えたこともなかったことなのかもしれません。すなわち、左手の準備が出来てから、ボウを弾くということ、まず絶対に右手が左手を追い越してはいけないということです。
ともすると、右利きであれば右手のほうが扱いやすいわけで、テンポを右手で作ってしまいます。または、早く弾こうとして右手を早く動かしてしまいます。そうすると、あっというまに左手を追い越してしまう。
どういうわけか弾けないときはそれを疑ってください。
左手だけの問題に限れば、それは入門から何十年も延々と練習し続けなければならないことではありますが、よりスムーズな指の運びを考えればいいのです。ところが、どんなに練習してもそれを右手が追い越してしまっては、身もふたもない。
これはスピード違反です。
そういう癖のついている人は沢山いるようです。ゆっくりさらうときは、意図的に左手の準備が可能なときは出来るだけ早く、左指を押さえてから、弓を弾く、ということを可能な限りやってみてください。意図的にやることが難しいと感じるのであれば、あなたはもうすでにスピード違反の有力な候補です。
早めに対処しましょう。
そして、わずかでも左指がボウよりも進みだしたとおもえば、それがゆっくり出来れば、早く演奏することはより容易なこととなっているはずです。
是非試してくださいね![]()
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