ヴィブラート事始
こんな日に、また雨か~![]()
さて、唐突ですが、ヴィブラートに関してある重要な(と僕が感じただけですけど)発見をしました。![]()
ヴィブラートについては、習得が難しい、出来る人は出来るが、出来ない人は出来ない、出来てもうまくならない、など、いろいろと言われています。
しかし、それもこれも、ヴィブラートなるものの仕組みがよくわかっていないから、というところから来ているのでしょう。こうすれば、こうなる、という因果律がわかりにくいものほど、習得は難しい。
皆さんも「こうすればこうなる、けど、今は出来ない、だから練習する」のであって「どうなるかわからない、けど、試行錯誤する」遠回りは、労力が必要ですね。いきおい、なかなか出来ない。まして、才能まかせ?宝くじ?みたいな事を言われては、なかなかねぇ…
そんなある日、ヴィブラートをかけながら、これを人に伝えるためにはどうしたら良いのか考えてたら、ぱっとひらめいたのです。
これが突破口になるかどうか、やってみましょう。
仮説、としておきますが、
「ヴィブラートは、固有振動である」
…
なにそれ。
ヴィブラートって音を振動させるってことでしょ?あたりまえじゃん。
そうではなくて、「固有」振動です。
固有振動、一番身近なところでは、チェロの弦を弾く、この弦の振動。弦の振動とヴィブラートの振動と同じとは、いったい何を意味するのでしょうか。
細かいことはおいておいて、要点です。弦は固有の振動数でしか振動しない、ということです。すなわち、たとえばAの開放弦、442にあわせれば、442Hzで振動します。勝手にGになったりHになったりしません。
これが「固有振動」です。
「ヴィブラートは、(腕の)固有振動である」
弦の長さの代わりに腕の長さとすれば、ヴィブラートも、ある一定の振動数で振動しやすいものである、と考えたのです。これがヴィブラートをかけているときの感覚によく合致していたのです。
ということは、ヴィブラートは「任意の周期で振動させることができる、わけではない」ということでもあります。これは重要な発見ではないかなぁ。
『でも、いわゆる「チリメン」とか、短い周期のヴィブラートもあるじゃない?それが問題でしょ』
そのとおり。なぜチリメンなのか。
「チリメン」ということは、周期が短い。すなわち周波数が高い。もし音であれば高い音。
つまり、弦が短い、ということです。
腕をチェロの弦になぞらえて考えてにましょう。指先を駒、肩をナットとします。もし手首のあたりをがっちりこわばらせれば、弦の長さは、指先から手首の間の短い弦の音、相当に高い音、つまりものすごいチリメンです。
あるいは、肘あたりをこわばらせると、やはり、半分くらいの高さの音。若干のチリメンです。
腕全体が振動すれば、開放弦の振動数でゆったりヴィブラートがかけることが出来る…
「ヴィブラートは、固有振動である」
このフレーズをきいて、すこし「ぞくっ」とした方、ぼくと同じ感性を持っています。それは今ヴィブラートが出来ている人でも同じです。是非ご連絡ください。![]()
では、この仮説をヒントに、練習方法を考えてみましょうか。![]()
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コメント
メールと書いてありましたが、コメントにしてしまいました~
「腕をふる」という言葉はよく使われますが、最初は何故かビブラートの時だけに限り「うで」→「肘から手首あたりまで」という意識でした。何故かはよくわからないのですが。肘に力が入っていた、ということなんでしょうね、きっと。
肘の力がぬけてきたら、腕全体で振れるようになり、弦を押さえている指先の一点と肩を支えに、腕全体が振れる感じがわかってきました。何故か左手手首より先の余計な力もぬけてきますね。
先生から「振袖部分の肉が振れる感じがあると、良い方向」と言われました。振袖たくさんあるので(笑)いっぱい振ってやれ~と思っています。
投稿 てとら | 2008年3月19日 (水) 14時16分
もちろん、コメントもウエルカムです

誰もメールはくれなんだ
え~振袖
そう、てとらさんのやってきた順番でやるのが、おそらく正しい順番だ、というのが、この話の続きになります。それはなぜかも考えたいんです。
それがわかれば、見通しを持ってヴィブラートの練習が出来るんじゃないかと
投稿 eflat | 2008年3月20日 (木) 07時18分