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2008年2月

重いものは動かしずらい。

(ボウイングのヒミツ・エピソードI…なんちゃって)

 ボウイングには、ある程度の重みが必要ですねぇ。摩擦がないと音が鳴りませんから。でも、親指と人差し指だけで、弓の重さだけでも、小さな音ですが、きれいな音が鳴りました。happy01
 
 大きな音を出したいときには、そこにさらなる重みが必要。
 
 レッスンで習った普通の弓の持ち方にして…そう、音が大きくなりましたね?ちょっと親ヒトボウイングを思い出してもらいながらも。
 
 音が大きくなるとき、どうしてますか?いろいろやりますが、単純に言うと力を加える?重さを加える?ま、おおざっぱには、そういうことでしょう。
 
 しかし、一般論として重いものは動かしずらいですよね。摩擦が大きくなると動かすためにパワーがいるので、動かしずらい、そのことがもちろん大きな音の原動力になってるんですが、、、、まてよ、とすると、ごくごく普通に考えると、大きい音を出そうとすることと、弓の動きを止めることは、同じことではないでしょうか?
 
 何を言ってるんでしょう?
 
 たとえば、音を出すために、中指に重さをかけたとする(って習いました?)。じゃぁ、止めるときも、中指に重さをかけてみてはどうだろ?ん、これって…スタッカート?eye
 
 ボウイングへの旅はつづく…airplane

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メルマガ先行連載【超入門・チェロ講座】第3回

【第3回】 あなただけに教まえす、音感を身につける秘儀(アヤシイ)

 予告してしまったので、やらずばなりますまい、秘儀なんてあったっけ(後悔)。

 気を取り直して。
 チューニングといえば、完全5度という音程の和音ですが、その前に、基準の弦、たとえばAをあわせないと。そのためには、基準音Aと自分の楽器のA音が「同じピッチ」であるということを、判断できる必要がありますね。音程とピッチ、非常に良く似ていますが、ちょっと違います。その件はまたいずれ。ここでは同じ高さの音と考えてください。
 二つの同じ高さの音を聞き分ける、なーんてことは、朝飯前だという方には用のない記事かもしれません。…ほんとにそうかな?

 音の高さが合っているということと、それがちょっとずれてる、すなわちどっちかが高くて低くて、という状態をじっくり感じようとしたら、そうですね、音を可変できるチューナーを2つ買ってきましょうかね…で、まず両方を440ヘルツにして鳴らしてみる。同じ音なんで、ひとつのようにきこえますよね…で、片方をちょっとずらしてみる…うーんききようによっては、わんわんとか、うわうわとかなにかうねってるような…もうちょっとずらしてみる、うわうわうわうわが細かくなったような、ならないような…もとにもどしてみると、あーひとつになったって感じがする。
 
 まーてなぐあいでしょうか、で、だんだん慣れてくると、どっちが高い音か、低い音かもわかるようになってくるでしょう…
 
 でも、ここでですね、大問題。このチューナーとやらを2つも買ってきて、音が合いましたとなったとき、その音を聴いて、キモチイイでしょうか?たしかに合ってない状態よりは、うーんいいかもしれない…でも所詮「電子音」、それ以上でも以下でもない。
 
 「音感」なるもの、そんなものでしょうか。これから美しい音楽を奏でるべく、その世界に没入せんまさにそのときの最初のきっかけ、チューニングが、この程度の感激で始まってよいものでしょうか。チューニングが退屈だと、時間かけずにこんくらいでいーや、ってことになりませんか?(いいんじゃないかな、と思う方は、ここでおわり~)?
 
 そこで僕が考えたのは、なんと、チューニング専用のCDです。その名も「世界の名A(めい・あー)」世界中の名演奏家にAを演奏してもらい、それをCDに収めるのです。100名くらいでどうですか。そしてそのAを聴きながら自分のAをあわせるのです。
 
 世界をうならせる名A、その演奏を聴きながら、自分のAを合わせる、なんと贅沢なチューニングの時間でしょうか。まさに、単にAが合っているだけでなく、弦楽器であれば、芳醇で豊かなA、燃えるようなA、ちぎれそうに繊細なA、今日の気分でいろいろな楽器で試せるA。
 
 「私がチューニングするならヨーヨーマのA、いやマイスキーよ、いいえやはりペレーニじゃないと」…チェリストにとって、チューニングは至高の喜びの時間と化す…
 
 クラシックだけでなく、いや世界の音楽界の話題をさらうリリースとなるかもしれないこの企画、どこかのレーベルで実現していただけないでしょうかっ。本気です。実現の節はぜひ、「ジャ○ネットた▲た」で売ってほしい!(つづく…つづいていいのだろうか?しかしこのまま終わるわけにも行くまいっ!)。
 
 
 筆者注:超入門はのろまなかたつむりです。イライラしたらごめんなさ
い。「たゆみなきあゆみおそろしかたつむり」

この記事は、メルマガ第3号[2008/02/27]に掲載されたものです。まぐまぐ登録はこちら

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ボウイングのヒミツ…その2

以前の記事、たくさんの皆さんにコメントいただきありがとうございます。
おおむねいい評判をいただいています。happy01

しかし、自分で思う改良点や、ダメダシと思われる生徒さんの反応などもありますので、ちょっとまとめたいと思います。

note・元弓のほうでは、使えない…これは今日の課題です。

note・指が痛くなる…この練習の主旨とやりかたを少しはしょってしまうと、この傾向になってしまうことがありました。これは伝える側の問題のようです。この練習は、「うまくいかない場合は落ちる」すなわち「自転車は、はしらにゃこける」ことを目指しているのですが、不安定な親指と人差し指で無理やり支えようとすると、指が痛くなります。ていうか、支えきれてしまうくらいの指の強さ(握力や、上腕の筋力)を持っているひとがやってしまうので、男性に多いです。

note・チェロ練習暦が長く自分のボウイングに慣れきっている人には、いまいちぴんと来ない(人もいる)…ある意味、ある程度、ボウイングが出来ていて、もう一歩先という方かもしれません。そういう方は、これからの記事を読んでみてください。しかし、長い方でも「ぴんと来た」という方もおられます。

note弓のスピードが速すぎる…普段から弓のスピードが速すぎると、スピードでバランスを取ってしまいます。オートバイと同じで(どこが)、スピードを出すことは簡単なのです。こけるのはクランクなどで、ゆっくり走っているときです(僕だけ?)。そもそも振動が足らず、音になっていない状態で弾けているのはこのパターンのようです。

 では、本日のお題に。今回はサブテーマ、小さな音からこつこつと。

 ボウイングを最初に習うとき、持ち方を習って、動かし方を習って、弓を当てる場所を習って、弓を置いて音を出してみる…などとなるのですが、たいてい出来るだけ「大きな音」を目指すものです。もちろんチェロには、パワーの可能性が秘められており、それをうまく引きだせば大きな音が出ます。また、大きな音だせる=うまい人、という考えもあるかもしれません。

 しかし、親人差指ボウイングについては、小さな音からはじめています。小さな音からはじめる、このことは、僕にとってもある意味、指導の転回です。僕自身も大きく出すこと、駒の近くで弾くこと、からはじめたからです。駒の近く、というのはある程度実現できるとして、親人差指ボウイングは「弓自身」の重さしか乗せることが出来ません。それ以上なにか圧力をかけようとすると、バランスを崩してしまうからです。

 さて、これでいいのでしょうか?

 もちろん、音楽にはフォルテもフォルテシモもあるので、ここままでは手落ちです。しかし、それはもう少し後で考えて見ますね。そう、小さな音からこつこつと。

 親人差指ボウ(省略形?)の最大の限界は、「元弓」が使えないことです。理由は弾いてみれば一目瞭然ですね。ようするに、逆てこの原理ですね。摩擦より弓の重さのほうが勝ってしまう状態。これで「元弓」が使えてしまう人は、めちゃめちゃ力を入れてがんばっている方です(これは、ダメダシの最初の2つの問題です)。
 
3finger  そこで今回は「元弓」まできて落ちそうになったら、「小指」を軽く押さえるという練習をしてみてください。こんな感じです(写真)。これはあくまで、弓が落ちない最低限に添えるだけ、このカタチで持ち上げることが出来ますが、持ち上げることが出来るほどに小指で押さえないところが重要です。
 
 まず、先弓から置いてアップではじめてください。ですから最初は親人差し指状態。弾き始めて中弓を過ぎたありで、人差し指が重さに持っていかれそうになります。そこで、その人差し指のもっていかれ具合に応じて、小指の添え具合を強めます。
 元で返し、逆に少しずつ人差し指の重さが抜けるにしたがって、小指を離していきます。先のほうでは、以前と同様にやります。
 
 この練習だけ最初からやると小指に頼ってしまいますから、前述の親人差指の練習をある程度やってからのほうが良いと思いますよ。
 
 ところで、この元弓での3本指のカタチ、見たことありませんか?
 
 !と思った方、あたりです。チェリストがピアノシモ以下、ピアノシシモくらいのときにこういう形で演奏しているのを見かけたでしょ(実際にはもう少しいろんなことをしてますが)?
 
 つまり親人小(えい省略!)ボウイングは、弓に重さを乗せず、バランスだけを取るボウイング、と言えるのです。そしてなにより、実際の演奏に使用されている、どちらかといえば難しいピアニシモの演奏に使われている…おー、なんと難しいほうから習得するとは、やっぱ画期的じゃないですか(自画自賛…)wink
 
 しかし、ここは調子に乗っている場合ではなく、生徒さん側はもちろん指導されてい側の方にも広くコメントを求めたいところです。是非、お試しください。
 
 最後に次への課題。
 
 このカタチが、重さが乗ってないのであれば、次に来るのは重さ。今使っていない指は、中指と薬指ですよね。これらのゆびに、重さのヒントがあるのではeye!?
 
 次第にお題がクレッシェンドしていきますね(しゃれですから)catface

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ポジションの位置、どうやっておぼえますか?

『君は、僕の第4ポジションさconfident』『何のこと?gawk

 さて、第4ポジション(T4)までのネックポジションは、T-Positionで言えば、THから、T4まで7種類あります。この位置をどうやって覚えましょうか?もちろん最終的にはカンを磨くわけですが。

 位置は、静動の組み合わせ、つまり静止位置と、そこからの動き、で覚えることができると言って良いのではないでしょうか?チェロに限らず、スポーツなどをされている方、どう思いますか?静止位置がわかっているなら、そこからわずかな距離であれば、覚えやすいと思うのですがいかがでしょう。

 T4(第4ポジション)は、いわゆる「取りやすい」ポジションである、というお話をしましたし、親指とネックのつぼとの関係で、実際そのように習うと思います。昨日の記事の内容はおいといて、T4がとりやすいのであれば、T3’も同様に「取りやすい」ポジションです。T3’の場合は半音下ですらない場合があります。あらためて音を出して、親指の位置を確認してみてください。T4とT3’の親指の位置は、ほぼ、同じ(多少楽器により違いますが)。わずかに移動し、腕の姿勢を変化させるだけ、と言っても言い過ぎではありません。つまりこの場合、T4が静、T3’がわずかな動。

 そして、T3’の譜面パターンをあわせて覚えて、T3’をマスターしちゃいましょう。

 さて次に、初心者が最初に習う左手は、第1ポジションであることが多いと思いますが、できれば、その位置を静止位置として覚えたい。しかし、体の静止位置、すなわち体の姿勢を覚えることは、案外難しいものです。

 たとえば踊りを覚えるときは、目で見て、動きを見て、それを真似しようとして、コツなどをアドバイスされながら覚えますよね。ま、チェロも大体同じです。

 しかし、チェロの場合は、楽器上の「位置」に体を対応させる、指にいたってはミリ(以下の)単位で対応させるわけです。楽器の大きさは同じなのに、体の大きさはヒトによってさまざま。

 また、チェロを持つカタチが最終目的なのではなく、正確な音を出すことが目的です。結局は正確な音を出たときの自分の形を覚える、その感覚とは何でしょう、ということですね。

 どうも、自分だけ?だとは思えないのですが、ヒトが、筋肉や骨格のカタチそのものを感じているようには思えないんですね、くすぐったくもなければ、いたくもない。やはり、これは、何がしかの総合的な意識なんでしょう。その正体はまだ不明です。

 不明ではありますが、位置を覚えるという意識が、関連している筋肉等に何らかの働きかけをしている、とすれば、左腕、肩、肘、背中等に注意力を集中すれば、「左手の第一ポジションの姿勢」という記憶が生ずると考えられます。

 しくみはともあれ、覚える意識を持って、第1ポジション(T1)をまず覚えてみてください。なんといっても初心者が一番たくさんさらうポジションなのですから。

 T1を覚えれば、半音の近さのTHやT2はたどりやすいですね。ここではT1が静、TH,T2がわずかな動。

 ということは、第1ポジション覚えさえすれば、THからT4までの7つのポジションのうち、なんとこれで5つは制覇したことになりますねgood

 シールを貼っている方は、再確認してみてくださいhappy01

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恐怖の第4ポジション

 一見やさしそうに見えるヒトが意地悪だったり、一見やさしそうな曲が結構難しかったりdespair

 左手の第4ポジション、T-PositionでいうとT4ですが、いわゆる「とりやすさ」から、特別な順番でカリキュラムが組まれることがあります。
 
 たとえばウェルナー教則本では、第1ポジションを一通り習得した後、第4ポジションから、3、2と下がっていきます。シュレーダーの170練習曲集では、30番で最初に出てくる第一以外のポジションが、A線の第4ポジションGの音。
 
 しかし、フォイヤールなどは1から4へ順番にあがって行ってますし、ドッツアウアーやリーもまぁ順番。スズキも順番ですね。ウェルナーを最初にやる場合は伝統的に多いですが、必ずしもその順番ではないんですね。
 
 ユニークなのがYAMAHAのカリキュラム。まず最初に第4ポジションをします。なかなか画期的だと思いました。
 
 一応、T4(以下この表現で)は、親指をネックの胴体の付け根部分、ネックのつぼなどといいますが、そこに当てて弾くことが出来る、音を出さなくともすなわち場所がわかりやすい、ということで、フィンガリングでも一種の目印として使われます。
 
 ところが、実際にT4で弾いている、とくにA線で弾いている場合、うまく音が取れないという事が生じます。T4では、T3’以下のポジションでの手の形と音のとり方が異なるからです。
 
 具体的には、親指と2の指が向かい合わせに「ならない」、2の指のほうが駒よりに出て行くので、指が少し下向きになりますね、そして、小指側の手のひらが胴体に当たって邪魔になるので、すこし肘をあげてかわす。そのときの手首の曲がりは、少々は大目に見ると、だいたいそんな風に習うでしょうか。
 
 初めて第4ポジションを習うときは、たいがい出来ますよね、まぁ肘が下がって4の指の音程が低くなるので、もうちょっとあげてくださいね、と何度か指摘すると、直るわけですね。
 
 ポジションには、低いネックポジションと、このT4あたりの、胴体の付け根に親指を当てるボーダーのネックポジションと、親指を指板に上げてしまう高いポジションと、大雑把に3種類ある、と考えてください。僕は、その中で一番困難なのが、総合的に考えると、2番目のボーダーのポジションだと思っています。
 
 不自然な手の形をしなければならないし、そこへ移動していくプロセスが上から来ても下から来ても、複雑な動きをするからです。つまり、T4は見かけによらず気難しいポジション、と言えます。
 
 たしかにT4自体は音程を取りやすいかもしれませんが、ついつい親指をネックのつぼに当てることだけに気をとられ、その形をイメージして準備しておいて形を決めることを忘れてしまうと、つい肘が下に下がったままで、ほぼT3’とT4の間ぐらいの気持ち悪い音程になってしまいます。
 
 T4、第4ポジションへ上がるときは、準備を忘れずに、油断召されるな、のお話でした。scissors

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インフォームド・コンセント

ウーム、今日のお題は日曜日にふさわしくない堅さですねぇ。空は雪が狐の嫁入り状態です。snow

 「インフォームド・コンセント」、お医者さんがちゃんと患者さんに説明して、合意した上で治療するということで使われていますけど、、『「正しい情報を得た(伝えられた)上での合意」を意味する概念』とのことですので、レッスンも同じじゃないかなと。

これは「堅い」だけでなく、難しい問題と言えるかな?

以前こんなことを書きましたけれども、チェロ奏法は「方法の知識」、過去何百年の間、教師は生徒にさまざまなことを教えようとしてきました。その歴史がウェルナーやドッツアウアーその他数々の教則本、練習曲集群であります。

情報化が進んだ現代になるにつれ、過去には少なかった、文章で書かれた入門書も増えてきました。しかしいかんせん「方法の知識」、見て触って感じて習い、体で覚えるというプロセスが欠かせません。

少なくとも、教える側は、今やっていることの目的と理由を理解し、それを伝えておかなければなりませんが、はたして僕にそれが出来ているものかどうか、つねに自分に問う毎日です。たしかに、「この曲は、こういったテクニックを習得するために、練習しますよ」と100%説明しているかというと、そうでないこともある、と思うからです。

また、そのテクニックを習得してもらう場合の科学的な検証も欠かせません。そのことがうまく説明できれば、習う側の目標設定に大きく役に立つ、と思うからです。

もし、僕のレッスン中に「こんなふうに、どうしてするの?」などと思ったら、是非聞いてみてください。もしかしたら「あれ?どうしてだったっけ」としばし考えるかもしれません。単に、むかしこう習ったから理由も考えずにやっている、ということもあるかもしれないのです。

ときに、そういう場合に、改めて考えてみると、もっといい方法が他に見つかったりもするのです。生徒さんのおかげで、あたらしい学習方法を発見できる、先生も学んでいるわけです。ブログへの掲載記事も、そんな発見に多く支えられています。

一緒に成長させていただけると、幸いです。happy01

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ボウイングのヒミツ…

年齢チェックです。知ってますか?

ヒミツ、ヒミツ、ヒミツ、ヒミツ
ヒミツのアッコちゃんnotes

失礼sweat02

さて、ボウイングって自転車乗るのに似てるなぁ、と感じたのですconfident

ほとんどの人に、あまり共感できないかもしれません。だって皆さんはたいがい子供のときから自転車に乗れるから、あまりに日常のことなのでわかりにくい。しかし僕が自転車に乗れるようになったのは、ほんの「一年余り前」でありますsmile

あなたいくつ、それはなぜ、という問いに答えるにやぶさかではありませんが、チェロとは関係ないので、またいずれどこか別なところで…。僕が言いたいのは、自転車の初心者だったということですね(その後調子に乗ってオートバイの免許を取りましたが…scissors)。

でまあ、どう似ているかというと、自転車もバランスを取って、常時動いていないと、倒れるというところです。そのものです。
 チェロのボウイングも、バランス、つまり正しい方向、具体的に言うと現に直角な方向を向いて、しかもある一定の速度で動いていないと、音がかすれる、とか、うまく鳴らない、、、のですね。
 
 が、しかしボウイングでは、自転車で転んでしまうような痛い目にあうことはありません。だから、正しくない方向、つまり斜めに向けて進んで、速度が適当でも、別に弓がころぶわけではないので、そのままかすれたりひっかいたり、嫌な音を出したまま弾いてしまい、音に敏感な皆さんはそれを修正しようとするんですが、ますますドつぼにはまったりして。
 
 弓を正しい方向っていったって、弦と直角な方向って、直接見ても鏡で見てもわかりにくいし、元弓でも先弓でもっていうのは、ほんとうに良くわからない、、直角のつもりで弾いているのに、音がうまく出なかったり、思わぬところで隣の弦に触ってみたり…悩みはつきません。
 
 自転車と似ていることがなにかヒントにならないかなぁと考えているときに、ふとひらめきました。チェロのボウイングも、「油断したら倒れるぞ」という状況で弾けばいいんじゃないかなぁと。
 
 弓でしなくてはいけないことは、将来的にはいろいろあるので、ある意味しっかりもたなければなりません。そのヒントが、この記事でした。でも、しっかり持っていることによって、バランスを崩しても「倒れない」のであれば、しっかり持たなければいいのだと!
 
 どうするのでしょうか?
 
2finger  それは、こう持つのです。わかります?この写真。つまり、親指と人差し指だけで持つのです。どうするかというと、まず普通にもって、中弓あたりで弦に弓を置きます。そしてその後、親指と人差し指以外を、「完全に」離します。これはできるでしょ?
 
 で、あまり元弓の方は使わず(元弓すぎると、さすがに弓が持てないので)、元3分の1くらいから先弓まで、弓の3分の2ほどを使ってボウイングするのです。先弓のほうにいったら、ちょっと人差し指に重心を乗せるようにします。
 
 弓、駒のほうに落ちそうでしょ?親指と人差し指は互い違いに持っているので、弦から弓を離す事は出来ません、この落ちそうな状態で、落ちないでボウイングできる角度があります。それが、弦と弓が直角になっている角度。さらに、弦がきちんと振動しているよなスピードで弾かないと、やっぱり落ちていきます。なぜその状態、つまりバランスよく正しい方向で、弦がきちんとしている弓の速度ならおちないかというと、その状態が一番摩擦が大きいからです。しかも指2本なので、押さえつけて落ちないようには出来ません。

 まさに自転車をこぐのと一緒。バランスが取れてかつ、スピードが出ていないと倒れるのです。しかもその状態は、弦がちゃんと振動している、良い音が出るボウイング。
 
 この状態でゆっくりスケールや練習曲をしばらく弾いた後、きちんと弓を持って弾いてください。そのとき、弦が振動していた指2本の感覚、これを思い出しながら…
 
 生徒さんにもやってもらってます。ほとんどの生徒さんが、まず僕が聞いて音がかすれたりということが「すぐに」減るし、生徒さん自身も「弓の使い方がわかった」、最初は「様な気がする」だとは思いますが、何がしか実感を言っていただきました!good 

 効果あり、それも即効性。もしかしたら高い効果がありかもしれませんeye
 
 試してみる価値、ありませんか?もし実感が得られたら、続けてやってみてくださいね。

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気になるポジショニング(7)

 3月も近づいて、メジロが訪れるようになりましたsun

 このブログのコアな読者層は、なんといってもうちの生徒さん。ただ、つきに何度かお会いするので、あまりコメントはつけてもらえません。会ったとき聞けばいーや…というより、顔、姿が見えると気恥ずかしい?ネット社会学的現象でありますconfident

 しかしやはりそこはコア読者で、実際にT-Positionを試していただいている方もちらほら。メリットとしては、やはり「親指の場所が明確になるので、ポジショニングの考え方を整理できる」とのことですが、デメリットととしては「従来形と混乱する」、シールに関しては「探りながらやると、ぎこちないし、間に合わない」。シールは、探りながらポジショニングするのではなくて、ポジション移動の動きの結果の答え合わせとして使うのが良いとは思いますが、ポジション移動に限らず、体の動きに関することについて、骨格や筋肉への感覚の問題と合わせて少しずつ考えていきたいと思っています。

 いずれにしても、今後も課題は多いですね。フィードバックを参考に洗練していければと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

 今日はT-Positonのひとつの応用、下への拡張(forward extension)の問題を少々。

 1の指と2の指を全音の幅に拡げる拡張形ですが、基本形からそこへ至るプロセスで、難しいのが下への拡張。上への拡張がほぼ1の指を伸ばすだけで良いのに対して、下への拡張は、1の指を押さえながら、その関節を伸ばしつつ、2から4及び親指をすべて半音高く移動し、結果として拡張形をつくると、言葉で説明すると長たらしい動作をするわけですが、実際にやってみても、「むむできない」「スムーズに行かない」という方、多いんじゃないでしょうか。

 実際、初心者の難所のひとつであり、すでに初心者という範疇を外れそうな方も、この難所を残したままにしている場合もあるほど。sweat01

 何が起こるかというと、1の指が伸びていってくれない、親指がついていってくれないなどで、結果として「かよわい小指?その2」で言っているような尺側偏位になってしまい、そのあとがばらばらになる。wobbly
 
 T-Positionの考え方ですと、下への拡張はないのですが、ポジショニングの経過として下へ拡張しないというのはちょっと考えにくいです。しかし、それを学ぶ、イメージする過程においては、下への拡張を、上への拡張からはじめてみるというのはひとつの方法ではないかと思ってます。
 
 最初の譜は、シュレーダー170練習曲集からI巻27番です。
Sh27  
 上にT-Positionが書いてありますが、この形では通常最初の丸印Eのところで、Eを弾きながら下へ拡張する、と学びます。その後、Fisを弾いてから、拡張した1の指を基本形に戻します。実際それが出来ればその方がスムーズな運びかもしれません。

 しかし、これは拡張ではなくて、T1からT2へのポジション移動と考えても良いわけです。EからFisへうつる瞬間にポジション移動を行い、手をすべて移動すれば足ります。拡張するのとどちらがやさしいですか?

 この曲の場合は、その後G線でAisを弾くので、1の指を伸ばす必要もなくなりますが、2番目の丸印のときに、1の指を上に拡張することによって、結果として下への拡張と同じになっています。
 
 この2番目の譜は、どうでしょう?
Agf  
 このときも、下への拡張は欠かせないように見えますが、やはり、「T2」になったFisのときにポジション移動を行うと、考えてください。そしてその後、Eを弾くまでの間に、ゆっくり1の指を上に拡張する。

 第一ポジションの下への拡張は、この「T1」から「T2」へのポジション移動と、1の指の(上への)拡張をほぼ同時に行う、という動作に非常に良く似ています。なので、やりやすいポジション移動(手全体を動かす)ことと、上への拡張を、まずその順番にゆっくり行い、その間隔を次第に狭めていく。
 
 そうすることによって、下へのスムーズな拡張の感覚が身につけやすくなる、と考えてみました。
 
 下への拡張がどうも苦手だ、という方は、ひとつ試してみていただけますか?happy01

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かよわい小指?その2

Ok_shakusoku_2 あなたの手、大きいですか?paper

チェロって結構大きいですよね。そのチェロの第1ポジションで何の苦もなく手指を最初から拡げられる人は、比較的幸運かもしれません。そうでなくても、手指を横に広げるっているのは、じゃんけんでパーをするときぐらいなもので、普段しないかもしれませんよね。

で、レッスンで教えられて左手の構え決めます。手指のサイズは人によって異なるので、見かけもちょっと違うでしょう。先生の左手を見たり、指摘されることのエッセンスをよく理解して構えてくださいね。confident

だんだん出来るようになってきて、音階や曲を弾くようになるんですが、その時になるとついつい「親指で握ってしまう、親指が1の指のほうに行ってしまう」、特に、開放弦から音が上がる方向に(たとえば、G線なら、ソ→ラ→シ→ドの順に)押さえると、1の指を「しっかり握って」押さえてしまって、4の指の方になると指が届かなくて、4の指を伸ばして押さえてしまう、なんてことありませんか?sweat01

このときは確かに4の指は弱々しい指になってしまいますwobbly

前腕には、2つの骨があります(最後に解剖図があります)。小指の側にあるのが尺骨、親指の側にあるのが撓(とう)骨です。最初の写真のように、小指の側に手を曲げてるのが、尺側偏位の状態です。この状態をやってみてほしいんですけど…どうですか、小指が窮屈な感じになるでしょう?それだけでなく、痛みすら感じるかもしれません。

一方、これをまっすぐにしておくと小指はしっかりしますが、これは、前の記事の写真で両手で引っ張っているときの状態です。

No01_2 で、上記のように、ソ→ラ→シ→ド、、でつい4の指を伸ばして抑えてしまうときになる状態が、この尺側偏位。このとき、小指が窮屈なだけでなく、ほかの指の筋も引っ張られますから、ますます指が開きにくくなります。2番目の写真が、尺側偏位の基本形と、拡張形。


そこで、レッスンで覚えた指の形や、力のかけ方を思い出したいのですが…

Yes01_2 「小指から、尺骨を通って、ひじまでのライン」をまっすぐにするように心がけて、おさえたのが、3番目の写真。前の記事でわかるように、こうすると4の指が安定します。ほかの指も、この4指を引っ張っている「尺骨⇔ひじ」ラインを意識すれば、4の指と同様におさえることが出来ますwink

Arm_bone_4 最後の解剖図は、尺側偏位の状態と、その時の指の筋の使われ方です。1の指から4の指まで、すべての指の腱が引っ張られているのがわかりますね(出典:分冊解剖学アトラスI運動器、東京文光堂本郷)

いかがでしょう?eye

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メルマガ先行連載【超入門・チェロ講座】第2回

【第2回】 チューニングは適当に(えーっ!)

 うーん、やっぱり現実にはチューナーを使って合わせるますよね。最初の数ヶ月は音を出すのすら心配だと思います。一番最初のレッスンを受けたときのことを考えてみますね。まだこれからチェロを習うという方は、ご参考。

 多分、チェロの構え方、そして弓の持ち方。どっちも最初は戸惑うもの。特に弓の持ち方っていうのは、日常そういう風に持つものってないですから、初めての経験。弓が持てないと、音も出ないのでやっぱりやらないと。で、弓をだましだまし何とか持ったらD線を弾いてみましょう。

 だいたいこんなもんで、レッスンは終了かな?

 チューニングのためには、一応全部の弦を弾けないといけないから、これじゃチューニング出来ないじゃん。結局つぎのレッスンまで放置することになるんでしょうか?
 幸い、音があまり狂わなければいいですが、やっぱりそれなりに音が合った状態で練習したいですよね。

 だから、そういうとき、弓がうまく持てなかったら、握っちゃってください。チューニング限定ですよ。そして、チューナーの針(またはLED)などを頼りに、アジャスターを使って合わせましょう。前号で心配したオクターブの問題ですが、オクターブ上とか、下とか、そんなになってしまうためには、下なら弦がものすごくゆるゆるになるか、上なら切れるほどはるか(張れないですそんなに)なので心配要りません。この辺は適当に考えてもいいですよ。

 問題は、弦がゆるゆるになったときです。一番いいのは、レッスンのとき、あるいは楽器を買ったときに、弦を自分で張ってみる、というのです。そうしたら、ゆるゆるになったのをはり戻すときに、あまり恐れることはありませんね。

 先生も教えてくれるとはおもいますけど、突然のことで頼みにくければ、楽器店に行きましょう。そこで、店員さんにチューニングしてもらうんじゃなくて、弦の張り方を習ってくださいね。

 ふーっ、これで。チューニングは解決しました。そう、いわばチューニングは適当に、あまり考えすぎずにね!(^○^)/
 
 …ん、してない、という声がちらほら。「そんなことはわかってるよ、それじゃ、やっぱり人頼み、機械頼みじゃん、私は耳を使って合わせたいの、音楽をするんだから…」。
 す、すばらしい。まさにそのとおり。
 ほんとうは僕もそれをいいたかったのです(ほんとか?)。やっぱり、ここで大事なのは音感、二つの音を聴きそれを判別できる能力なのだぁ…ということで、チューニングをきっかけに、次回から「あなただけに教ます、音感を身につける秘儀」に移っていきたいと、思う次第であります(あやしいなぁ)。
 
 筆者注:超入門はのろまなかたつむりです。イライラしたらごめんなさい。「たゆみなきあゆみおそろしかたつむり」

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かよわい小指?

Ryoute左手の4の指の話です。
4の指の悩み、というよりは、左手をおさえるときの力のかけ方の問題のヒントをちょっとkey

チェロの左手は、親指をネックの裏側に持ってきて、一見、ネックを棒に見立ててそれをあたかも握るような形をしているので、初心者は、実際にがっちり握ってしまいがちです。それは、そうしないようにとどんな教本でも指摘してますが…

表現はいろいろ、親指でつままないようにとか、指で押すようにとか、うでで引っ張るようにとか。先生によっても表現はいろいろ。

特にC線は太くて、なんだか力が要りそうです。指を広げて、握ってうんと力を入れて押さえても、なんだか抑えきらないような。ボウイングも難しいから、おとが鳴ってくれなくて。いちばん弱い4の指なんか、ぜんぜん音にならない…

ところで、4の指って本当に弱いんでしょうか?
写真のように、左手を下向きに、右手を上向きにして両手を指で結合し、両側に引っ張ってみてください。それぞれの小指はそれぞれの人差し指に対応してますよね。

どうでしたか?小指って人差し指より弱い?むしろ強いかもwink

Famiredoこういう風に前腕の構造ごと引っ張れば、小指は別に弱い指ではないんです。

じゃあ、今度は写真の右手の変わりに、左手をチェロに置いて、そして4の指をC線において、同じように左方向に引っ張ってみてください。ひじから前腕全体を引っ張る感じ。最初は「これでいいの?」って思えるかもしれませんが、これが「左手指を押さえる」ということなのです。

もしよくわからなければ、もういちど写真のように、右手と左手で引っ張ってみてください。それとチェロを持つとの繰り返し。

ほかの指も試してみましょう。ほかの指を抑えているときも、4の指を押さえているときの感触をイメージして置いてください(実は4の指を押さえているときの前腕の構造が、一番しっかりしているのです)。

C-durのスケールを練習するとき「ドレミファ」って上に向かってはじめますね。これは普通なんですけど、この4の指の感じを知るためには、「ファミレド」の順に指を置いてみるといいと思います。

それと、親指を離してみるのも、感触をつかむためのひとつの方法です。

さて、いかが?eye

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大人のためのチェロ講座のための先生のための心得

ためのためのって、のだめではありませんcatface

 生徒さんに「今日は(も)あまり練習する時間がなくて、できていません、すみません」とあやまられて恐縮してしまいます。また、同じことを何度も指摘すること、も、申し訳なく思われるようで、これもやはり恐縮してしまします。

 社会人の方が、自らの意志で、自分でお金を出して楽器を買いレッスンを受けているわけで、チェロの場合その先に資格をとってどうこう、ということではなくて、いわば芸術の世界に身を投じているわけです。あたまが下がる思いですconfident

 もしあまり練習する時間がなければ、レッスンの時間を練習の時間と思っていただき、忙しい毎日の中、せめてレッスンの時間を、ほかの事を忘れチェロを必ず持つ時間、と思っていただくと幸いです。同じことを指摘するのは、講師の責務であります。本来、時間をかけて身につけるもの、多分日常生活とは異なる体の動きをしなければならないこともあるので、せめてレッスンの時には、気がついたらそれを指摘する、そのことによって、重要であるということを理解していただくと幸いです。

 さらにいえば、生徒さんの仕事の合間の短い貴重な練習時間内で、最大の効果をあげる練習方法を開発すること、また、もしかしたら、チェロを持たない時間でもチェロの動きをなんらかの形でシュミレーションできるような方法を開発すること、そして、同じことを指摘するほどの重要なことが、すぐに「なるほど」と納得できるよう表現を考えること、これらも私の使命でありますhappy01

 そんなおいしい話あるのでしょうか?このブログ講座ではそんなおいしい話を目指しておりますscissors

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楽譜見ちゃいます?

ビシッと、寒いっすdespair

 レッスンのとき、楽譜見ちゃいますか?いやいや、そんな焦らなくとも。暗譜しましょうといっているわけではありませんsmile

 たとえば、新しい練習曲や、予習の部分を「これ、ちょっと弾いておきますね」と言って弾いたとき、ジーっと楽譜見ている方が結構います。「えっと、こっち見ててください。左手とか」「はい」といいつつやっぱりつい楽譜を…。

 気持ちはわかるんです。家では楽譜を見て練習するわけですから、それがどんな音なのか知りたいし。音符そのものが初心者の場合は特にね。そういう方には、もし時間があれば2回弾きます。「最初はよく聴いて、次はよく見ててくださいね。」でも、いつも時間があるとも限りません。

 先生といるときに、先生が弾いているのに楽譜を見てしまうとか、つい自分でも弾いてしまうとか(弾かないと申し訳ないと思われているのでしょうか)、ちょっともったいないかもしれません。僕はレッスンのときは、先生が弾きだしたらここぞとばかり、じーっと見てしまいますeye

 そうですね、もし譜読みのための音が必要なら、録音か録画を取らせてもらいましょう。僕は、オッケーです。その場で現実に自分の見本を観察できるチャンスを逃さずにね。おそらくその演奏は、先生のどんな言葉より雄弁ですnotes
 
 先生がじーっと見られて恥ずかしい?舞台で演奏するのが仕事なのですから大丈夫good

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天神山チェロアンサンブル!?(仮称)

Cello_ens_s_3 第3日曜日です。午前中、岡山県天神山文化プラザにて、生徒さんが主催されているチェロアンサンブルがあり、そこへ押しかけ指南をしております。とても熱心な方ばかり、ただいまメンバーは6人、今日は二人お休みでした。

 あ、名前は決まっていないようだったので、今僕が勝手に書きました。すみませんいいのがあったら変えてください(天神山チェロアンサンブルってねぇ)coldsweats01

 チェロアンサンブルのいいところは、全員が同じ楽器だというところ。可能性としてはチェロはヴァイオリンの音域まで弾けることになっています。

 しかしそういう曲は難しいので、やはりレパートリーは悩ましいもの。僕もちょっとお手伝いさせていただいて、バッハのガボットや、ヘンデルのブーレーなどを編曲して、弾いています。

 今日は新曲をやってみました。ちょっと思いついて、ポッパーの15の練習曲集をやってみようと。もともと、2Vc用で、上は生徒、下は先生が弾くというような想定のエチュードですが、重音などをDivで演奏すれば、結構楽しめそうです。僕も子供の頃に学んだ懐かしいエチュードchick

 今日やった中では、皆さんは、8番がお気に入り。これは1番もずっとダブルで、レッスンでやるときは結構難しいのですが、アンサンブルなのでDivで弾きます。なかなか美しい小品として演奏できますね。
 
 ご近所の方で、参加してみたいなど、ご興味お持ちの方、僕の方に問い合わせください(プロフィールにメールリンクがあります)。主催されている生徒さんにご紹介します。初心者の方も大歓迎ですcherry
 

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身体で覚える?

 いま読んでる本「社会学と過ごす一週間」(ソシオロジスト編集委員会編、学文社刊)の中に、「内容の知識と方法の知識」という一節がありますbook

 「箸」が例に出ていて「箸とは、食事のときに使う2本の棒、中国が起源らしい」というのが内容の知識。「箸の持ち方」は、方法の知識ということです。また「方法の知識は体で覚える」という節では、筆者のスキーの経験を元に、「方法の知識は言葉の形をしておらず、体で身につける」と述べていますpencil

 チェロ奏法は、明らかに後者。すなわち、言葉で表現するのは非常に難儀なのです。方法はあります。それは学んでいる人の別な経験になぞらえ、それにたとえること。個人レッスンでも、「方法の知識」としながらも言葉を語ることも多くあります。その時々生徒さんの経験を借りながらレッスンをしているんだなと、切に感じます。

 このブログは「チェロ講座」を標榜しています。ブログは言葉以外の何物でもありません。指し示してあげることも弾いてあげることもありません(図版や画像、動画は今後充実させたいと思っていますが)。結構これは無謀なことなのかな?いえ、僕はそうは思っていません。「方法の知識」を言葉を中心に充実させること、このことは殊に大人にとっては重要なことです。

 ここで何より必要なのは、皆さんの疑問や、フィードバックです。理解しがたいこと、疑問なこと、いま壁にぶつかっていること、なんでもお寄せください。僕も一緒に考えたいと思います。

 このブログチェロ講座は、僕にとっても勉強ですrock

 追伸:チェロっていうカテゴリーを無くしました。意味ないですよね、もう一つ同じブログ作ってるようなもんだ。

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声を出して歌いましょう

練習曲などで苦労されている方が、さらさらと曲を弾いちゃうことがありました。happy01

よくよく聴いてみると、とてもいい声で歌われています。歌手のようにといったら、ちょっとほめすぎですが、音程もよく、普段のチェロを聴いている感じからは、意外(ごめんなさい)…

ときどき、音階の練習で音をはすしての修正しようとせず、そのままにしてしまう方には、歌で音階を歌ってもらってます。歌でうたうというのは、習慣になっている人(鼻歌とか、カラオケとか)とそうでない人がいて、そうでない人は、突然のことに調子が外れてしまったりします。恥ずかしいって言う人もいるかもしれません。それは習慣の問題であって、音痴という事ではありません。修正すると歌えるからです。そして、問題なく音が取れます。

その後、「では歌のように弾いてください」とした場合、チェロの音程も修正されます。歌を歌うことによって、多少なりとも客観的に自分の音が聞こえるようになるのではないでしょうか?

チェロの場合、とくに低音では、男性でも女性でもそのままの音ではうたいにくく、1、2オクターブ上を歌いますが、オクターブ上げて歌うということがさらに効果を高めるんじゃないかと思ってます。eye

実は古典的な方法ですが、弾こうとする音を、声で歌ってみる。そして弾いてみる。

音程が気になる方は、試してみてくださいgood

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気になるポジショニング(6)

Choco1_2 家族からのチョコ。ケーキが妻からで、生チョコが娘からです。もうこんなん作るようになったのね~ありがとうChoco2_3 heart02

さて、T-Positionの具体的な場所がわかりかけたところで、E-durを弾いてみましょう。T-Positionでポジショニングをすると、拡張形への変化は上への拡張(Backward Extension)を中心に考えればよく、多くの人がやりにくい(見てると、やりにくそう。広げた後の形がなんとも苦しそうになっている人が多くてcoldsweats02)、下への拡張(Forward Extension)を少なくすることができます。T-Positon自体の中に下への拡張の考え方がないので、下へ拡張することをまったくしなくて良さそうに思えますが、さすがにそうはいきません。しかし、下への拡張を限りなく上への拡張に近く変化させることにより、拡張のぎこちなさを解決する道はあると思います。それはまた後日bud

上への拡張は、端的に1の指、人差し指を上に伸ばすというだけのものと考えても、あまり言い過ぎではないと思います。上腕の筋が延びるため、わずかにひじを動かすほうが良いこともあります。しかし、下への拡張に比べればはるかに簡単ですよね。

E-Durのスケールでは、上行形でG線T2(A,H,Cis)からD線TH(Dis,E,Fis)へのところ。下行形でやはり同じところ。上行形では、1の指を閉じてから、THへ親指を異動、下行では、該当するポジションの親指の位置を定めてから1の指を上に広げるという方法の方が、手の動きはスムーズになるのではないでしょうかeye

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気になるポジショニング(5)

 「とんねるず」の番組にありますよね…「実食!」て。

 ちゃうちゃう!今回は実測してみました。coldsweats01
 
Neck02  この写真は何でしょう。ネックを裏から撮っています。T-Positionを実測するために、それぞれの親指の位置にシールを貼ってみました。初心者が指板にシールやテープを張って見ながら練習することがありますが、シールを貼って練習することの是非はたしかにあります。いまはちょっとそれはおいておきましょう。

 このシール自体はネックの裏にあるわけですから、見ることができません。触って感じることができるように、すこし立体的なシールを貼ってみましょう。そこで、それを親指で感じながらポジショニングをしてみるのです。

 さらに、これを実際に試してみる方のために、大雑把ではありますが、糸と鉛筆と物差しを使って、上部のナットからの距離、すなわち弦の端からの距離を測ってみました。これは楽器の個体差があるので、多少の誤差はあります。なによりそんなに精密に僕が測れませんからpig。参考のために、弦の長さ、すなわち上のナットから駒までの距離は、688mmでした。

 なお、T4ポジションは通常ネックのつぼに親指を当てるので、シールを貼りません。

 もちろん、ある程度ポジショニングがしっかりしている人にはシールなど逆にうっとうしいでしょう。しかしシールを貼ってみてわかることもあります。ポジショニングの距離感のイメージです。見てわかるものと、触ってわかるもの、実感してみていただけると、良いのですが。勉強中の方には、特に参考になるのではと思います。

 それに、この親指のシールの位置で一意にポジションが説明できる、これがT-Positionの最大のメリットです。この、シールの位置に親指を当てて、ときに移弦をし、拡張のときは1の指をうえに拡げる、そうやって先ほどのE-durのスケールを弾いてみてください。

 どんな感じですかeye

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メルマガ先行連載【超入門・チェロ講座】第1回

【第1回】 恐怖のチューニング?

 ある掲示板で、初心者ヴァイオリニストが、「どうやったらチューニン
グできるようになる?」という質問をしていました。いろんな回答が寄せ
られていましたが、たとえば「チューナですればいい」とか、「Aだけあ
わせて後は耳であわせるように練習すべき」とか、「うならないところで
」とか…。
 弦楽器奏者にとっては、チューニングは日常のこと。でも初心者がいつ
までも出来るような、出来ないような、なんとも納得いかないこのチュー
ニング。チェロもヴァイオリンも同じですね。
 チェロは弦の張りが強く、ペグでぐるぐるあわせることが難しいので、
テールピースについているアジャスターを使うことが多いです。もちろん
アジャスターの範囲を外れたらペグ回します。
 ペグをまわして心配なのは、回しすぎで弦を切ってしまうこと。弦って
消耗品とはいえ、値段が結構しますからね。だから、弦を軽くはじきなが
ら、極端に高い音にならない(すなわち弦を張り過ぎない)ように、ペグ
を回していきます。逆に回しすぎたらゆるゆるになって駒が倒れるかも。
さてもうこの時点で難関です。
 チューナーで、Aの線をあわせるのはチェロもヴァイオリンも一緒。こ
のとき、Aの電子音を聴いて合わせるのがいいのか、表示を見て合わせる
のがいいのか。そもそもそれが出来るのか?
 次に他の弦を合わせるときは、やっぱり表示を見るのか、Aに対して、
Dの音を耳で聞きながら合わせるのか。ここで次の難関。A線とD線は完
全5度といわれる和声。これがどんな響きなのか知らないといけません。
響きを知るってどういうこと?
 難しいから、メーターだけ見ていたら、一オクターブ上(切れるかも)
でも下(駒が倒れるかも)でもわからないかも。
 ああ心配だ。自分では合わせないで、次のレッスンのときに先生に合わ
せてもらおうか、知り合いの上級者の友達に合わせてもらおうか、でもそ
れまでに緩んだらどうしよう。
 自分が音楽の初心者のつもりで想像力を働かせるてみると、チューニン
グは結構恐ろしいと思えてきました。この恐怖のチューニングを克服する
にはどうしたらいいのでしょうか?
 この問題が解決できるかどうかわからなくなってきました(おいおい)。
さて次回につづきます。
 
 筆者注:超入門はのろまなかたつむりです。イライラしたらごめんなさ
い。「たゆみなきあゆみおそろしかたつむり」

この記事は、メルマガ創刊号[2008/02/13]に掲載されたものです。まぐまぐ登録はこちら

http://www.mag2.com/m/0000257788.html

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気になるポジショニング(4)

Sazanka_2  岡山は昨日、すこーし暖かかったようです。
でも、さざんかはきれい。eye

今日は朝からスケールの練習をしてみましょうか(そんなにイヤな顔しないように)gawk

ある程度のネックポジションに慣れてきた方には、E-Durの練習を奨めています。E-Durは、#が4つ。ネックポジションの範囲で2オクターブ弾ける、一番頻度の高く、開放弦を全く使わない(ように弾く)一番難しいスケールだと思うからです(Es-Durでも可)。

似たような範囲の調には、Fis-Dur,Des-Durなどがありますが、それぞれ#が6つ、♭が5つの調です。弦楽器にはあまりたくさんは出てきません。が、もちろんすべてマスターしなければなりませんけど。そこは気長にsnail

ただしこのフィンガリングのパターンは、覚えてしまえばあらゆる音階に適用可能な応用範囲のひろいものです。もちろんどんな教本にも載っています。前述のFis-Dur,Des-Durも注意してさらえば、ほぼ同じなんだということがわかるでしょう。

本来スケールをさらううえで、いちばんの問題となるのは、「音感」ですが、そこはそれで重要なのでまた別にbud

今回は、「T-Position」の適用の譜をつくるために使います。
まずは、これを見ておいてくださいね。

Edur_4

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気になるポジショニング(3)

まだ寒い朝ですsad

 顔洗って袖口がぬれると冷たくて、いつまでも気になることないですか(アルアル)?どうしても気になるので、さっきまでドライヤーで乾かしてました。ついでに頭もちょっとセットしたりしてthink

 舌の具合はだいぶいいですbleah

 さて、ポジションの新名称体系「T-Position」の続きです。

 昨日の譜「D線のT-Position一覧」を見てください(ポップアップウィンドウでは下の方が切れてしまうようなので、いったん右クリック「名前をつけて画像を保存」で保存してから、見てください)。

 これらのうち、左上部に書かれた太い文字「TH」から「T4」は、「T-Position」の名称であることは説明しました。ところで、譜の小節に書かれた()は何でしょう?

 これは、従来のポジションを表しています。独自に省略していますので、その説明と「T-Position」との対照表を作りました。

Tpositionlist  この対照表を見てください。作るときもちょっと混乱しながら作ったんですが、従来型の名称がダブりも含めてかなり複雑なのがわかりますね。こんなことを学んでいるのです。でも実際に演奏するときは、チェリストは「T-Position」のように、親指の位置でポジショニングしているはずなのです。この体系のように理解しているかどうかは別として。それなら最初からそのように覚えたらいいかも、という僕の発想です。

 そこで、「D線のT-Position一覧」をもう一度見てください。これらはそれぞれ、2の指がどこにあるかで分類されているということです。確かに、「TH」は2の指がE。「T1」はF、「T2」はFis、「T2’」はG…。そして拡張形は、音符の下にカギカッコ(横向きの[)で表示されていますが、2の指を共通にして1の指を上に広げた形でそれぞれのポジションの最初の小節にあります。
 一番の特徴はここで、上への拡張形(Backward Extesion)は、親指の異動を伴わないということです。従来型のように下への拡張(Forward Extention)を同一ポジションの名称にするよりも、実際にポジションを取るための表現として合理的だと思うのです。

 デメリットは表でわかるとおり、従来型との若干のずれがあるため、慣れが必要ということ、そのことに連動して、楽譜の音符上の上下に対するポジションともほんの少し異なる事があるということです。しかしその差異は、一意にポジションを決定できるメリットに比較するとごくわずかだと思うのですが、いかがでしょう?

 この一覧では、従来型の第4ポジション基本形までとしています。第4ポジションの下への拡張(Forward Extention)や、高い第4ポジション(Raised 4th)は、ポジションそのものは親指の位置をネックのつぼに固定しているため、形をおぼえさえすれば取りやすいポジションなので、ここで触れる必要はありません。そして、親指を使用し4の指をあまり使わない高いポジションとの境界線はおおむねこのへんでしょう。これ以降は従来のポジション名称でも特に不都合はありません。もちろん、ネックポジションで親指を使用するメソッドについてはここでは度外視しています。

 次回からは、この「T-Position」を実際の楽譜に適用してみようと思います。

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