小春の日々
3日は、陶芸家Sさんの主催する秋の音楽会。Sさんの家の広大な敷地を使って、和太鼓、ジャズ、朗読のパフォーマンス。そこにチョコっとお邪魔。「先生なにか弾いてください」と2週間ほど前にSさんに依頼され、創作料理屋さんのおいしそうなお弁当につられて一曲。
当日まで様子がわからなかったし、軽い気持ちでいたのもあったが、完全な野外。ステージがある、というわけでもない。下地に1.5mばかりのシートを敷き、ジャズメンのPA(ていうかアンプ)を借りて、バッハの無伴奏の1番を演奏。思いのほか好評。それ以上に、野外での演奏は気持ちが良かった。小春のせいで楽器のコンディションもまぁまぁ。
会場は音楽会のほか、Sさんご本人の作品や友人のオブジェや絵画などの展示。ほぼすべてが野外。庭に飾られたチェロをデフォルメした陶芸が目を引く。もっとも毎週訪れる際に目にするもの。しかしいつ見ても新鮮で驚きがある。
源氏の朗読は葵の巻の「車の争い」。現代語訳も非常にくだかれてわかりやすく、女の怨念のおどろおどろしい表現は、うすら寒くなるほど。琴のBGMと効果音も正にそれらしい。
まさに小春日和、さすがに季節がら、少し日が傾きかけた源氏物語の朗読のころには、日陰が少々寒くなってしまったが、一日中野外で、文字通りのアートな一日を楽しみました。
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